宮津エコツアー · イモノキ(夕力ノツメ)

イモノキ(夕力ノツメ)

「著者らはイモノキ葉エキスの水溶性成分を研究し,すでに10 種に近い化合物を.単離して報告した.今回そのベンゼン可溶姓の部分を検索して,同族体の混合物からなる高位脂肪族炭化水素類,アルコール類,カルボン酸類,およびそのメチルエステル類, ならびにstigmasterol を単離したので報告する.
愛知県犬山市において採集したイモノキ落葉をメタノールで温浸し,放冷して析出する物質を冷ベンゼンに加えてかきまぜ,可溶性成分を活性炭カラムにかけて1, II,IIT に分離した」と、ある薬学雑誌。
さて、これが「イモノキ」!

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論文のタイトルは『イモノキ(夕力ノツメ) の成分研究~葉のベンゼン可溶性成分にっいて~』つまり、タカノツメのこと。

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冬芽の形に由来する「タカノツメ」が標準和名のはず、なのに学術論文で、イモノキとされた存在感、何故イモノキと思って探ってみました。
枝がもろいことからともあったが、どうもそれはない、材が、白くて柔らかいためというのがありました。その説明にもっともらしさを感じます。

それにしても、タカノツメ、「葉エキスの水溶性成分を研究し,すでに10 種に近い化合物を.単離」したと薬学的にも注目する向きがあるということですから、えらいもんです。

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