むかごとりようやまいも
つまり、ここにはムカゴご飯にするために山芋のムカゴが蒔いてあります。とかいてあるのです。
その場所が!
字が読めるのか、君は!とおもいました。
としたら、山芋があると教えていた方が悪かったのです!
獣柵を張り巡らなければならない、そういうことです。、
でも、それもいかにも無粋。
そめにも「日本の里100」の里じゃないですか。
86歳になるてるみさん、「わたしら、若い頃はいのししなんてみたことことなかったですで」と証言されるのです。
さて、このイノシシを詠み込んだ話題二つ
一つは、現代短歌。
「イノシシさへ通はぬ山を 雨ふりて、あさに鳴きゐし鳥のこゑも消(ケ)ぬ」
平成27年2015年6月27日土曜日
ふくしましうるはし88. イノシシさへ 日刊短歌/ウェブリブログ
yasimahirosi.at.webry.info/201506/article_40.html から。本来、山がイノシシの住まいなので、「イノシシさへ通はぬ山」とかかれたのは、原発の放射能のせいでという気持ちなのかな、かと思いますが、そういう事情のわからないイノシシたち、高い残留放射能スポットで草を食べているということ、むごいことです。
もう一つ、吉田兼好さんの随筆。
「和歌こそ、なほをかしきものなれ。あやしのしづ・山がつのしわざも、言ひ出でつればおもしろく、おそろしき猪ゐのししも、「ふす猪ゐの床とこ」と言へば、やさしくなりぬ。
現代語訳(短歌はとても面白いものである。他人から羨望を集めることのない人や、マタギのやることなども歌の歌詞にしたらポップな感じになるし、あんなに恐ろしいイノシシのことでも「イノシシが枯れ草を集めて作ったベッド」なんて言うと可愛らしいものになってしまう。)徒然草 第十四段 吾妻利秋訳
こんなところなど兼好さんふうにいうとさしあたり、「イノシシが茅を集めて作った豪邸」。
夜襲をかけ刈り払い山へ帰ってもらわないといけません。
その山には今、のりうつぎの花。