北近畿経済新聞、知る人ぞ知る北近畿の経済情報のきめ細かさを売る新聞ですが、3月一日、ここに!
ガラシャさんに心寄せる人は増えていますが、普通は例えば、宮津市役所横のガラシャ像や教会を見たら、車で京丹後市弥栄町黒部から中山経由野間・野中→霰→大谷→味土野というコース。今回のツアープランは、玉さん自身が歩いたのか、かりそめにも大名家の奥方ですので輿や籠に載せられたのか、見解の分かれるところですが、一行の辿ったであろう避難路を辿るのが特徴です。
「人間をみるときは、その心を見るのだ。お玉、人間の価は心にあるのじゃ。と父は教えた、裸一貫が、この世の大方の人々の生き方であることを、母は娘たちに教えた」と三浦綾子さんは「細川ガラシャ夫人」で。
「中世へのタイムスリップ」感の息づく世屋谷ルートは一般的な史跡巡りツアーでははいれない玉さんの心の中を想像しながら歩けるだろうと。それを「既存のツアーにはない行程を組み込み」と紹介してくれているのです。
その「みどの」の3月2日。
さすがに丹後の天空の里。冬将軍ががんばっています。
けれど、沢にはわさびの花。
この春の使者、玉さんを励まし癒したのでしょうね。