えごいやっちゃぁー
えごのき、それがこの花を付けた木につけられた名前です。ドレスアップしたご婦人といった風情にはにつかわしくないのですが、種を包む皮、これが「えごい」と言うことなのだそうです。
えごいというのは、あくが強くてのどを刺激するような味や 感じがする。という意味ですが、そんなのはざらにある、それらを押しのけて「えごのき」
と言う名を獲得したということは、他のおよぶところでないとんでもないえごさをもっているからなのでしょう。
なので、本来ほんとかどうか確かめてからろんじるべきなのでしょうが、めっちゃくちゃ気を失うぐらいだと想像すると どうもその気にはなれません、 あえてだそうだ、、、ということにさせてもらいます。そんなことですから、もしかしたら 暗殺のために使える毒を探していた人間にとってこれは有力な候補としてリストアップされていたのかもしれません。水に溶かして呑ませる、実験に魚を使った、浮かび上がった、 けれども苦さは隠せない、気がつかれずに目的を果たすにはむりがある。 まあ魚を捕るのに使おうと魚毒に使われているそうですから、魚もええ迷惑、、、。
ところで、 エゴノキの漢字表記、検索してみましたら、「1.『広辞苑』(新村出編 岩波書店 2008年)をひくと、「「斉墩果」の字を当てるが、これは本来オリーブの漢名」とある。また、『日本国語大辞典』第2巻(小学館編・発行 2001年)にも「漢名に、斉墩果を当てるのは、元来オリーブの漢名であるものの誤用」とある。 2.あて字の辞典にあたると、『難読語辞典』(府川充男編纂 太田出版 2005年)には、エゴノキは「斉墩果・売子木」と書かれている。」など。 けっきょくなんだかわかりません 。 えごいは 蘞い/醶いと書くようですから、「蘞の木」でいいのではないでしょうか。