「人間が自然と闘ったり、自然からいろんなものをもらったりして暮らしているうちに、うまいことできあがってきた景色なんですよ」と、『おもいでぽろぽろ』で。
そう登場人物に語らせた高畑さんが亡くなりました。
「日本の映像文化の世界でもっとも大切なひとり、いなくてはならない人を失った」(4/8赤旗潮流)と山田洋次監督。
上世屋や伊根が含まれている日本の里の100選はその山田監督が中心に選ばれたもの。
今日は、岩滝の子どもたちが棚田跡にジャガイモを植えにやってきてくれました。※4/6
棚田跡というもののほとんど崖のようなところに刻んだまさに「棚」。
ここにメークインを植えました。
ところで、自然とたたかうという場合のたたかうは「闘」を当てて、「戦」は使いません。
確認してみると、
「戦」・・・「勝敗をはっきりさせる為に、争う場合。」(例:トーナメントを戦う)
「闘」・・・「相手の力につぶされないように立ち向かう。」(例:病気と闘う)
とありました。
たしかに、しぜんとのたたかいといっても、それは勝った負けたの問題ではないですね
「時代に押しつぶされそうになりながらがんばっている里山」
この里山景観も、「闘う」ことなくして保てません。
僕も応援するんだ!
わたしたちも、と宮津高校フィールド探究部の若者も春休み二回目のフィールドワーク(4/8)。
彼らはお昼も自前。
まずはご飯を炊いておむすびにして、味噌汁の具はアサツキとオオイタドリを野に求めて、その酸っぱみのあるオオイタドリは酢味噌和え。さらにスィーツは、対馬シェフの世屋フキのコンポート二年熟成もの。
情けは人の為ならず、己が為なり。
念ずれば花開く!
その作業を、スイセンが見守っていました。