世屋はやまがだで、世屋のもんは海の魚を知らんだろうと心配する向きがかってはありました。
さにあらず、田んぼの畔から竿を出して毎日タイを食っとりますで、心配には及びません、とこたえたというエピソードが伝わっています。
大型クルーズ船が若狭湾をいくのをみて思い出しました。
とはいうものの、ブナが美しく育つのですから山なのはやま。
そのブナ、今年はずいぶん多く花をつけているようです。
ちなみにブナは風媒花。鈴のように下がっているのが雄花、雌花はその房のすぐ上に一つ付いています。京のような強い風の吹く日を待っていたのでしょう。