六日の朝の天声人語、「西日本豪雨のあとも、台風と猛暑が入れ替わるように列島を襲う。いつどこでも起こりうるというより、いつもどこが被害が起きている。日本の新しい現実である。」と。地震が起きたのは、この朝刊が家庭に届く頃。これを書いた記者氏、北海道の地下のナマズが動くのを知るよしもない。
(上 ニュース画像)
「いつどこでも起こりうるというより、いつもどこが被害が起きている。日本の新しい現実である。」不幸にもその予想が当たってしまいました。。
7日の余録「近畿地方の台風被害の経験を分かち合う間もなく、今は安否不明の人々の一刻も早い無事救出を祈るだけである。息つく間も与えてくれぬ自然の無情には、災害列島の住民のスクラムで応じるしかないだろう。」
先住民族アイヌの人々は、「地震のことをシリシモイエ シリは大地 シは自分 モイエは動かす 大地が自らを揺らす 漢字表記の豊平はトイ・ピラ 崩れた崖 同じく美留和山はペルケ・ヌプリで裂けた山」と言い伝えたと。余録氏。
もともと火山由来の柔らかい地盤が台風による大雨によってゆるんでいたところに細かい周波の強い揺れ、それが原因だったろう、といいます。
山崩れのニュース映像とその解説を聞きながら、整理しかねるほどの衝撃を受けつつ、不思議な感覚にひたっています。
丹後半島の地滑り地形もかくしてうまれ、山が流れ天との架け橋が落ち、その結果として今の天橋立が身を海に横たえることになった、その伝説を目の当たりにしているのです、、、、、。自然に対する親しみと畏れは、私たちに必須のものだ、、、橋立伝承はこのこと、しっかりと確実に後世に伝えるためのものだった!
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「息つく間も与えてくれぬ自然の無情」との戦いが日本の歴史なのだと、、、、。