宮津エコツアー · ブログ写真展 「風の吹くあまのはしだてと仲間たち」3

ブログ写真展 「風の吹くあまのはしだてと仲間たち」3

~タブは天橋立霊世界の守護木~

静謐な天橋立の冬。

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正面山頂の成相寺、その下、海岸の一宮籠神社 そして、手前の智恩寺、この三寺社で、神や仏が人生の安寧を守り、命の意味を説くことに寄与しているのがタブの木の巨樹。

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日本では東北地方から九州・沖縄の森林に分布し、とくに海岸近くに多い。照葉樹林の代表的樹種

ずば抜けている 存在感や迫力は気持ちを落ち着かせてくれます。

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■ 磯の上の都万麻を見れば根を延へて年深からし神さびにけり 大伴家持

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さらに、大事なところですので守らなければならない、地震はともかく雷火事台風。風の強い海岸や山にたてるのですから防風樹、防火壁としても有効です、

また、寺社に欠かせない線香もこの木から採れるのです。

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成相寺の五重塔側のタブは、胸高周径665cm。ここの標高約300m。丹後半島では限界標高に生育しています。
精神性と実利を備えている重宝な木です。

さらにお参りの絶えない智恩寺。

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文殊菩薩を祀る智恩寺のタブは、文樹と名付けられています。

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梢にヒノキを宿しているいることもこの木の奇跡です

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この智恩寺に重要文化財、多宝塔が建てられたのが、1500年、

雪舟が天橋立図を描いたのは1501年ごろ、

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文樹は、そんな様子を見ていたのかもと思わせる重厚感を漂わせています。

こうしてみると、天橋立霊世界の守護木は、タブの樹、といっていいようです。

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遠路六度訪れた時の将軍はこの角度からみて、玄妙なりとほめたと言います。

{天橋立に6度も通った室町幕府3代将軍、足利義満(在職:1368年 – 1395年)は天橋立をこう称したそうだ。「宇宙の玄妙」。この言葉には、景観を越えた一種禅的な深い精神性を含んでいる。その禅的な世界観で天橋立を描いたのが、禅僧にして画聖の雪舟だ。}

超激務の将軍職が遠路足を運んだのには、なにか意図があったと思うが、金閣寺を建てた文化人から、「宇宙の玄妙」と評されたことは、素直に喜んでおきたいことです。

なので、飛竜もいいですが、「玄妙観」もいいのではないでしょうか。

 

 

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