「あんたがわたしの命の恩人だ、というもんが、顔を見せとるだが、会うたってくれるかなあ!」
だれだいや
なまえか アマナちゃん
知らんでえそんなもん
足下におんなる
このかた、え?
ほれ、耳を澄ましてみ,
「いつも彼岸や盆、お葬式ができたらその前に、皆さんが歩きやすいように、そう心がけて草を刈ってくださっておられます、わたくし、こうして生きておられるのは そのおかげなのです。」
昔はウシがおったり、米ツくっと田頃はみんな草刈り虫だっただし、米が不作の年は、わたしを掘って、甘い美味しい、麦みたいなおおきさだけど、クワイのような形しとるいうてちょっとは恩返ししとったです
それが近年、ウシも草刈り虫もおらんようになてえ、、、、おまけにシカでえらいめにおうとるです、こんごもどうぞよろしく、、、。
このやりとりを、図鑑ふうに現代語訳しますと、こうなります
(兵庫県篠山市・草地 2011.4/1)
丹波地方はアマナの生育している場所が多く、農地の草地や、春先には陽光の差すクリ園の明るい林床などでよく見られる。
日当たり良い場所では画像のように多数の開花が見られるが、半日陰となると開花が見られず、根生葉だけの個体が多くなる。
もともとは開花結実して分布を広げたはずであるから、アマナが分布域を広げた時代よりも、かなり植生の遷移が進んだのだろう。
アマナなどの日当たりよい草丈の低い草地に生育する種にとっては自生地へのネザサの進入が致命的となる。
草刈りや野焼きといった里山の人為的な営為によって生育が保証される種である。
西宮の湿生・水生植物
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アマナ-関西の花・春の花・西宮-