シリーズ ふたごの魔法つかい(川北亮司 作/ふりやかよこ 画)/ 童心社フォア文庫は、ネネブとデデブは、それぞれ500歳のふたごの魔法つかい。彼女たちが、子どもたちをまきこんで、不思議な世界をくりひろげる冒険ファンタジー、小学低学年からを想定した全15巻のシリーズです。
その感想・レビュー、一つめ
◇小学校の低学年の時に読んだ記憶があって、図書館で見つけたので読んでみました。完全に内容を忘れていましたが、デデブとネネブの双子の魔法使いの名前だけは覚えていました。あと魔法の呪文も読んでて懐かしいなぁと思いました。ただ、ストーリーが全く覚えていなかっただけに結構衝撃な展開で面白かったですね。特に双子の魔法使いが姉妹喧嘩の果てに命がけの魔法対決をする描写なんて、けっこう怖かったですね。挿絵もおどろおどろしくて、子どもたちは平気なのかしらなんて思ってしまいました。
第一作の初版は1991年(平成3年)ですから、レビュー氏、「完全に内容を忘れていました」も当然ですね。
このシリーズ第一作、ぎんなんのような小さな魔法のタネをめぐって、デデブとネネブのふたごの魔法つかいが戦いあうという、その名も「ふたごの魔法つかい」。これ、ぜひ手に取ってみてください、
その感想・レビュー 二つめ
◇いきなり双子のおぱあさん魔女のケンカから話がはじまる。今まで仲良しだったのにどうして?という説明は特にない。ケンカや戦いは命がけなくらい大変なのにそれをも辞さないくらいの失望みたいなものが、デデブの中に生まれたんだろう。どうしてデデブは花を咲かせることがいやになってしまったんだろう?その理由がないから一方的にデデブが悪いみたいになってしまうのは悲しいなあ。しかし、最後にネデブの木になったということはみんなはわかっているということかも。銀杏の木ハウスの断片図がよかった。こんなおうちに住んでみたい。。
丹後上世屋で今伝承されている古代布・藤織りが、巧みに取り込まれています。
その感想・レビュー 3つめ
◇昔読んで印象に残っていたので借りてみました。今読むとなかなか深い。短い話しながらも子どもの想像力に火をつける。こんな冒険してみたいなあ。
川北さんが丹後上世屋で伝承されていた古代布・藤織りに出会ったのは、昭和50年代のこと、
その感想・レビュー 4つめ
◇タイトルだけは知っていたけれど読んだことはなかった。双子の女の子が主役の話だと思っていたら双子のおばあさんの魔法使いがタイトルの由来だった。驚き。自然を壊す魔法は人間にしか使えない、という言葉が刺さる。
参考までにこのシリーズへの書評・
この出会いは、さらに25年温められ続けて、2016年『里山で木を織る 藤布が教えてくれた宝物』(汐文社刊)として世にだされました。
この本たち、未来に残すべき児童文学書100選 が設けれたら、有力候補、です。
ぜひ 読んであげてください、ね!しかし、在庫品切れ、ということなので、急げ図書館!