イネが、活着期から分げつ期に入っている梅雨の棚田にただようピーンと張り詰めた緊張感。
稲作において、収量や品質は、ひとえに水管理と言います。多くても少なくてもだめ、時期に合わせた水管理が特に重要なのが今、なのだそうです。
だいじょうぶか、もうちょとほしい、減らしてくれ、オーケー、そのまま維持してくれ
お百姓と苗との間に交わされている対話と観察と判断の真剣さが、この緊張感を生んでいるのでしょう。
水原秋櫻子:「梅雨雲のうぐひす鳴けりこゑひそか」
松尾芭蕉:「降る音や耳もすう成る梅の雨」
ちなみに、この頃の水管理のポイントをcopilot先生は、次のように解説します。
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- 活着期から分げつ期の水管理:
- 活着期: 田植え直後は、苗が活着するまで約5〜7cmの深水を維持します。これにより、苗を保護し、水温を上げます。
- 分げつ期: 新しい葉が出始めたら、活着が確認されているため、約2〜4cmの浅水管理に切り替えます。これは分げつの発生を促し、茎数を確保するためです12.
- 出穂期の水管理:
- 出穂期は水を最も必要とする時期です。水不足により幼穂の生育や稔実が悪くなるため、深水管理を行います。
- 台風などでフェーン現象が発生する場合は、深水管理に切り替えてイネの支持力を高め、乾燥を防ぎます。
- 高温下では湛水管理を控え、こまめなかん水に切り替えましょう3.
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