写真は、アメフラシの卵塊。アメフラシは日本の沿岸いたる所にいて、体に触れると紫汁を出します。この体験を持っている方も多いことでしょう。アメフラシは冬から春のころ海岸に現れて、アオサなど主に緑藻を食います。通常、産卵期は3~7月のようですが、天橋立ではここ二、三年は6月に見られました。今年はあきらめかけていたところ、7月に入ってから小天橋宮津湾側の水戸口(橋の大天橋)寄りの方々に打ち上げられていました。
写真下は、アメフラシの子どものようです。成長したものは、40㎝にもなるが、これは約10㎝。波が届かない砂浜で砂にまみれて、一見ナマコかと思われる姿。よく見るとかすかに動く。早朝であったため、乾燥で落命とはならなかったようだ。
波打ち際に戻してやると、ごらんのような本来の姿?に戻った。海に戻って、新たな命を育むまで成長してくれることでしょう。