宮津エコツアー · 一年半ぶりに駒倉方面への通行可

一年半ぶりに駒倉方面への通行可

2012/07/27
「滝の上」で道路を巻き込んでおきた地滑りにたいする復旧工事、

地滑りの先端部の改修、地滑り層の水抜き、地滑り本体の軽量化そうした基本部分の工事の最後に道路の修復これらがこのほど終了、

コーンを使った通せんぼうが外され、一年半ぶりに駒倉方面への通行が可能になりました。


今回の地すべり、典型的な雪解け地すべりです。長い年月の間に、繰り返し繰り返しおきて、今日の多雪地世屋高原に点在する世屋の里の地形を形作りました。今後もおきるかもしれません。つまり、「活」地すべり地。京都府も、教育上、地形研究上注目すべき貴重な地形として、「自然環境目録(地形」に登録しています。通るときには一言ガイドしたいところです。

□分類 組織地形
□細分 地すべり地
□地域 宮津市字上世屋
□京都府カテゴリー 消滅危惧

□選定理由 教育上、地形研究上注目すべき地形。
□概要 丹後半島の世屋高原には、400~600mの高度を示す小起伏面が広がっている。この小起伏面上及びその縁辺部に、急斜面と緩斜面がセットとなった大規模な地すべり地形が多数発達している。この地域では木子泥岩層の分布域に地すべり地形が密集発生する傾向が強い。地すべりの発生には、すべりやすい層理を持つ泥岩の存在、隆起による下刻と深い谷地形の形成に伴う重力的不安定状態とが要因として関与している。このため、移動体は谷の下流方向へすべっているものがほとんどである。地すべり地の移動堆積域は、緩傾斜でかつ湧水に恵まれるため、山間部での集落や水田として利用されていることが多い。

丹後地方では、上世屋や木子・駒倉など多数の高位置集落が地すべり地を利用して立地していたが、豪雪を契機に多くが廃村化してしまった。上世屋周辺では一部で観光開発が進んだために、地すべり地の形態が改変されて、原形を失っているものも見られる。

 

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