宮津エコツアー · 秋色の世屋 

秋色の世屋 

2012/08/10
きんじろうさん 精がでますなあ
きょうはどこの田んぼへ!

上農は草を見ずして草を刈る!とおっしゃったのはあなたでしたっけ?

風がよく通り、光のあたる田んぼ、上農の仕事です。

健康に育てられた稲から美味しい米は、穫れます。
色づき始めた稲。

まだ穂は立っています。現在、穂に栄養を搬送中。まもなく頭を垂れ始めます。
畦には、オモダカ。(オモダカ科 矢じり型の葉が家紋になっている)

あぜむしろ(みぞかくしとも。キキョウ科)。


休憩所のハギ、これはマルバハギ。花が美しい種類です。


我が宿の萩咲きにけり 秋風の 吹かむを待たばいと遠みかも   大伴家持
<萩の花が咲きました、秋風が吹いてくるのを待ちきれなくて。>
万葉集の中に萩は141首。万葉時代は、大陸の文明の大規模な導入時代。大和地方の平地や丘陵の自然林に火を入れ田畑や住居を造成した時代。そんな開墾地に真っ先に生えるのは、ススキ、ハギなど。稲の実りの頃に咲く花。桜が春の農神の依り代なら、ハギは、秋の農神の依り代。格別の思いで万葉人は見ていたのではないでょうか。

野菊 野菊の坂の一番花

 

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