2012/08/25
日ヶ谷に水生動植物公園が整備されています。
耕作放棄田を活用したものです。ホタルやメダカを中心にしたビオトープとしてスタートしたものに、
さらにハス、睡蓮などの植物を加え東屋や看板も建ち、たいそう内容が充実した公園になっています。
ハスは、インド原産多年性水生植物。
根も茎も食用になります。
長命で有名な実は石かと思うほど固いですが、何とか割れば生食で、湯がくとさらにいいということです。もちや甘納豆など中国や台湾土産の定番です。種の芯には滋養強壮効果があり、薬用に。茎から取り出す繊維からは布が織れます。
このように暮らしに密着していて、さらに、葉はりんと水をはじき、花が清らかで気高く素敵、とくるわけですから、宗教的象徴として価値が高まっていくことは当然の帰結!
観賞用に、色形様々な品種が生みだされていますが、ここの魅力は、主要な人気の種類が多数寄せられているところ。
これは針だらけの葉に触れることができます、さすがに「オニ」です、 また、池や沼に生える浮葉植物トチカガミも顔を覗かせています。
地元の自然と環境を保全しながら新しい要素を大胆に取り入れた内容は、起案された住民の皆さんの志の高さなのでしょう。
ぜひ訪れたいエコスポットです。
ちなみに、ハスの花は午前中が見時。涼しいうちがお奨めです。