2012/09/03
世屋の里では、毎年、秋を告げてアサガオタワーが堂々と立ち上がります。
花好きの吉岡さんが育てておられるものです。朝顔ですから、見時は、朝、10時までですよ。
さてこのアサガオ、俳句では秋の季語。そういうですから、山上憶良さんが、
「1537: 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」と言って
具体的に「1538: 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」とあげたので、
秋の七草!と思いきや、その朝顔は、「キキョウ」のこと。ややこしいです。なぜキキョウなのか、というと、この頃、大和の秋の野にアサガオはなかった、というのかその理由。 アサガオは、奈良時代末期に遣唐使が持ち帰ったとされています。山上憶良さんは、660年? ~733年?と推定されていますので、合わないのです。また、その当時、花を愛でるためでなく、種を薬として利用したということです。
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ちなみにアサガオの種、下剤、利尿薬としての効能が認められています。が、毒性も強く、素人が使うのは危険と言うことです。
ヒルガオ科。さらにサツマイモ属なので、葉がよく煮ています。花言葉は、「愛情」!そのこころは、「あなたに絡みつく」。