宮津エコツアー · 海

天橋立は生きもの・植生の宝庫。ときどき面白い光景に出合う。

 

大きなアカナマコ   干潮で身動きとれず

DSCN7755 アカナマコ

 

モデル撮影(上側)  緊張して丸くなっている

DSCN7758 左同

 

モデル撮影(腹側) 知人の話では食べれるのに・・・ 撮影後は海へ

DSCN7759 アカナマコ腹側

ホタルイカ ? 捨てられたものであろうか。  涙が磯の周辺一帯に散乱

DSCN7697 ホタルイカ?

 

干潮時はいつも日光浴のカキ  生長していっている

DSCN7700 定点 カキ

 

こちらは日光浴でなく打ち上げられ瀕死状態のイトマキヒトデ

DSCN7763 左同

 

亀 日干しでカラカラ

DSCN7753 カメ(死骸)

 

入り潮で阿蘇海へ

DSCN7793 魚

 

イソギンチャク(左側)とガンガラ類 (当地では ニシ 右側グリーンの石状のもの)  日向ぼっこ

DSCN7754 ガンガラ、イソギンチャク」

アカクラゲ

DSCN7764 アカクラゲ(打上)

DSCN7790 アカクラゲ

最近、深海魚のサケガシラが方々で獲れて話題になっている。小天橋でもそれを発見。

小天橋南端から数えて、第四突堤付近で発見した時は「リュウグウノツカイ」かと思って、京都府水産事務所に電話で確認すると、魚の特徴からサケガシラであることを教わった。

 

衰弱して磯に打ち揚げられている様子  幸いにも鳥に気付かれず  全長約140cm        (撮影2014.04.08   9:57)

DSCN7462 サケガシラ

DSCN7463 サケガシラ 140cm

名前の由来か 頭部はこのとおり

DSCN7466 サケガシラ頭部

尾部

DSCN7469 サケガシラ 尾部

海へ戻すと海藻の方へ

DSCN7474 海へ

海藻の陰へ

DSCN7477 藻の影へ

このほかにもすでに死んだものがおり、第三突堤付近で発見  全長約150cm

DSCN7456 死んだサケガシラ 約150cm 

 

 

日本国内におけるアサリ漁獲量は、昭和58年がピーク。

近年ではピーク時の約2割の漁獲量。国内消費量の半分以上が輸入もの。(京都府海洋センター 平21/3月季報97号)

このような中、阿蘇海や文珠水道では今日もアサリ漁やアサリの育成が行われている。

 

文珠水道で今日も、ジョレンを使ったアサリ漁

DSCN7003アサリ漁

 

大天橋の水道でも

DSCN7062 アサリ漁

 

一方対岸の溝尻漁協では、アサリの育成が行われている。 アサリ育成 イカダ

DSCN6990 アサリ 生簀 籠

育成アサリの稚貝を入れる籠網

DSCN6982 育成あさり 網

 

育成アサリ籠の蓋

DSCN6983 蓋

 

活性炭を入れた育成アサリ籠 ここに稚貝150~200個入れて、水深3mに固定する。2~3年で特大の成貝として出荷

DSCN6986 育成あさり  150―200個 水深3m

 

稚貝を入れる使用前の活性炭 キラキラ光っている

DSCN6989 使用前

 

使用前の活性炭

DSCN6988 活性炭 未使用分

 

使用後の活性炭 光が鈍い

DSCN6987 使用後

 

 

阿蘇海の汽水域は、いまイワシ類のエサが豊富(漁業関係者談)。

エサの選好みをしないウは、その場、その時により食べやすい魚を採食するため、カキ焦がこの状態。

 

カモとの棲み分け

DSCN6699 カモとカワウ

ウの羽毛には防水性がなく、よく羽ばたいて羽を乾かす

DSCN6706 カワウ

ウ 島

DSCN6902 カワウ島

ウの群れ

DSCN6909 カワウ

ここのウ全体が「カワウ」のようだ?

DSCN6912 カワウ

カワウとウミウの見分け方

img118

 

 

 

 

 

 

ガイド部会 月ごとの定例研修。植物も磯の表情もその都度変わってきている。

浜の宝探し

DSCN6833宝探し

海藻の生育状況 ウミトラノオ、ハバノリ(褐藻類)など

DSCN6815ハバノリ採取

 

ハバノリは高級食材 丹後半島の京丹後市久僧辺りの集落では「ハバメシ」「味噌汁」など、ワカメと同じような用途。

更に、お年寄りにお聞きすると、宮津市波見では食べるが、すぐ近くの岩ヶ鼻では食べないようだ。

DSCN6816ハバノリ

 

イタヤガイ(昔はしゃもじに使われた  左)、タカラガイ(真ん中の2個)、アズマニシキ(右の大小2個)

DSCN6820イタヤガイ、タカラガイ、アズマニシキ

文珠貝(カガミガイ 左)、橋立貝(ウチムラサキ 右) 名前のとおり天橋立に生息

DSCN6824モンジュガイ(左の白)トハシダテガイ

同内側

DSCN6825左の内側

 

 

 

 

内海のような天橋立の浜辺にも、冬の荒波は容赦なく生きたままの魚介類を打上げる。

ベラとオニアサリ

DSCN6810ベラとオニアサリウニの仲間のヒラタブンブク  鳥に内蔵を食われてもまだ生きている

DSCN6798生きヒラタブンブク

コシダカウニ(球形)、アズマニシキ(扇形)等

DSCN6799コシダカウニとアズマニシキ等

 

オオヘビガイ(筒状)、アズマニシキ(扇形)、ムラサキウニ(左上)の破片

DSCN6800オオヘビガイ、アズマニシキ、ムラサキウニ破片

 

エボシガイ 蔓脚類 貝ではなく広義のフジツボ類(既報のヒバリガイは誤り)

プラスチック製の漂着物に付着。通常、流木などに付着し、海面を漂っている。

DSCN6804ヒバリガイ

エボシガイが付着していた漂流物

エボシガイを見る2人・フジツボの仲間

 

鳥(カモメ?)が餌として貝を食べた形跡

DSCN6827鳥が貝を食べた跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「白砂青松 景観ピンチ 天橋立」

本日付の朝日新聞のデジタル版の見出しである。

記事には、白砂青松の松並木が「ブナなどの広葉樹によって浸食されている。」 と冒頭に書かれている。

しかし、天橋立の松並木にブナが自生しているなどということは、見たことも聞いたこともありません。多分、ブナ科の広葉樹のことを間違えられたのであろうが、大手のマスコミの記事であることが、誤報であろうとなかろうとどれだけ大きな影響を与えるかということを考えると、反論しないわけにはいかないと思い掲載しました。

img116

汚損生物であるシロボヤの姿が全く見られなくなった。塩池周辺の環境変化なのだろうか・・・

 

一年間だけの時系列で見ると次のとおり。

生き生きとした生育ぶり (平成24年12月28日現在)

012塩池(入浜式庭園)への入水溝側壁 (同日)

014塩池内のいたる所に生息 (同日)

010当日(平24.12.28)の塩池光景

009夏を過ぎた頃の状況 (平成25年9月2日)

DSCN5762ホヤ同日

DSCN5763ホヤ一年後 (平成25年12月19日現在)   塩池内にシロボヤの姿が全く見当たらなくなった

DSCN6265

塩池の入水溝側壁にもその姿は全く見当たらない (平成25年12月19日現在)

DSCN6266塩池の光景 (同日)

DSCN6268

阿蘇海はウエットスーツを着たスズキ釣りの太公望がいっぱい。

年に何度か文珠水道周辺は、竜宮城の開門日かと思われるような大型魚の群れを見かけることがある。

 

一度は釣られて弱ったのか 70cmを超えるスズキ

P1020086廻旋橋下のクロダイ(チヌ)の群れ

P1020103ボラでもアジでもない廻旋橋下の群れ

P1020100廻旋橋下のチヌと群れ魚の大きさ比較

P1020099

生物担当先生方のご案内。初日は天橋立、2日目は世屋・高山ガイド部会担当で既報(10/19)のとおり。

天橋立では、天橋立の成立ち・植生・生き物・環境の問題などの話。

 

智恩寺多宝塔前のりギダマツ  「三葉のマツですね」と、日本のアカマツ・クロマツ(二葉)との違いがお分かり。

P1020048地獄絵  ウソをつくと地獄で舌を抜かれる。子どもの頃の印象が教育者になった今も強烈に残っている。是非皆さんに見せてほしいとのご要望。

P1020050「文樹」と名付けられたタブノキ。

生徒に対する先生のような包容力のある木。ヒノキ、シイ、エノキ、ハゼノキ等10種類以上と共生。

P1020051

アイグロマツ(交雑種)の説明   聞いて・見て・触って 納得

P1020059貝類  先日の26号台風の影響で打ち上げられたものが多い

DSCN6048熱心にメモを取りながらP1020065エビクラゲ 瀬戸内や九州で見られるもの。近年天橋立でもよく見るようになった

P1020063ヤツデヒトデ P1020066ウミケムシ  非常に危険な厄介もの。毛1本1本が毒針になっている。

P1020067

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