宮津エコツアー · 7月 2016

7月 2016

お!

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海軍見張り所跡の用水にもりあおがえるの産卵を見に行ったおりのことです。

369いせき
用水の縁にこんもりと丸いもの、、
まさか、イシガメ、、、まちがいありません、イシガメの甲羅干し。

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せや高原にもいたのはいたのです、しかし、それは水苔が園芸向けに売れた時代、生徒会費用の工面に湿地へはいったときのことです。かれこれ、40年前。人が撤退した野山を野生の王国として、彼らは生きていたのです。
気配を察してカメラを向ける前に水の中へ、、、なので、画像はなし。

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さて、そんな感動があったものですから、その里山の生き物・イシガメの生態を放映した先週の「ダーウィンがきた」、興味深かったです。
ごらんになった方も多いかとおもいます。東邦大の長谷川先生たちによる研究です。発信器をつけられて、ハウスに卵を産んだり、食べ物もミミズやタニシなどだけでなく、水辺から100mも離れた桑畑に桑の実を食べにいったり、畑のトマトを食べたりと広い範囲を歩くこと、おどろきました。

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ちなみに最近は、どこでもいるということではなくなっているようです。原因は河川や水田の整備による水域分断と移動阻害、汚染競争種ミシシッピアカミミガメ、外来種アライグマの食害など。

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そのため、京都府でも、カテゴリー要注目種に 新規登録。ということです。

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重要里地里山500の里の「幻」のイシガメの生態、、、どうしても現物確認の写真とらないといけません、それもさることながら、どなたかお調べになりませんか。とくに地元の生物系の高校生、どうですか!

 

元始 女性は太陽であったとおっしゃったのは平塚雷鳥さんでしたっけ!NHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」、見ながら、そんな言葉を思い出しました。

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食や伝統などを受け継ぎ渡していく元気なお母ちゃん、という視点で、町場から海から山の里まで広い宮津なのに一つにまとめて、いい番組でした、

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さて、なぜ、さなぼりに笹餅か、お百姓さんが、単に骨休めのごっつおうに手間のかかることをするわけがありません。笹餅をさなぼりにつくり神さんに供え、そしてそのお下がりを神さんと一緒にいただくその訳について、てるみさん、こうおっしゃいました。
これから、稲は、虫たちのレストラン。葉を食い根を傷め、実の液を吸うなど害虫の襲来にさらされるのです。

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絶えず畦の草を刈るのは、その巣になるからです。 葉をタテにつづれ,中に幼虫が入っていて食害するのをつづり虫といいます。その種類たるや、・コブノメイガ  ・イネタテハマキ  ・イネツトムシ  ・イネクロカメムシ   ・イネカラバエ   ・コバネササキリ  ・ヒメクサキリ   ・ニカメイガ2世代幼虫    ・イネヨトウなどなど 、、実に多いのです。農薬などない時代、どんなに手を焼きおそれたか、想像すらできません。神さんにお願いするしかない、こういう形のこういう虫ですで、この虫に稲がやられんようにどうかよう見張ってやっておくんなれよ、そういうてお願いするためだと、母親から聞いとります、、、と。

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(上 いずれもNHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」から)

こういうこと、放送ではおっしゃっていませんので、ご紹介しておきます。

DSCF01857やまさと
「元始、女性は太陽であった」は、以下次のように続きます、
「真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く。病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ」と。来年の「みくたん」は、フキ佃煮つくりと笹餅つくりでやりますか!

十に日を重ねると早い、ですね。さらに、「艹」草冠を乗せると、草!

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それはなぜか、あまり考えもしないことですが、毎日毎日草を刈るてるみさんを見ていると、そこ、この間刈っとんなったとこなのに

草が伸びるののはやいこと、、、だから、、早い、に、「艹」草冠を乗せたんだ、

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言い得て妙!とひどく納得しました。

目下、リオオリンピックに向けて、最速を競う選手たち。

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では、草の中で、伸びる早さを競うとしたら、すすき、いたどり、ししうど、くず、よし達が決勝に残ってくるのでしょうか。

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ところで大阪のMさん、お元気ですか、下世屋に植えてもらったキキョウが咲いていますよ。月日のたつのも早いものです!

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