元始 女性は太陽であったとおっしゃったのは平塚雷鳥さんでしたっけ!NHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」、見ながら、そんな言葉を思い出しました。
食や伝統などを受け継ぎ渡していく元気なお母ちゃん、という視点で、町場から海から山の里まで広い宮津なのに一つにまとめて、いい番組でした、
さて、なぜ、さなぼりに笹餅か、お百姓さんが、単に骨休めのごっつおうに手間のかかることをするわけがありません。笹餅をさなぼりにつくり神さんに供え、そしてそのお下がりを神さんと一緒にいただくその訳について、てるみさん、こうおっしゃいました。
これから、稲は、虫たちのレストラン。葉を食い根を傷め、実の液を吸うなど害虫の襲来にさらされるのです。
絶えず畦の草を刈るのは、その巣になるからです。 葉をタテにつづれ,中に幼虫が入っていて食害するのをつづり虫といいます。その種類たるや、・コブノメイガ ・イネタテハマキ ・イネツトムシ ・イネクロカメムシ ・イネカラバエ ・コバネササキリ ・ヒメクサキリ ・ニカメイガ2世代幼虫 ・イネヨトウなどなど 、、実に多いのです。農薬などない時代、どんなに手を焼きおそれたか、想像すらできません。神さんにお願いするしかない、こういう形のこういう虫ですで、この虫に稲がやられんようにどうかよう見張ってやっておくんなれよ、そういうてお願いするためだと、母親から聞いとります、、、と。
(上 いずれもNHK2日放映「ええとこ・母ちゃんが支える郷土の宝・宮津」から)
こういうこと、放送ではおっしゃっていませんので、ご紹介しておきます。
「元始、女性は太陽であった」は、以下次のように続きます、
「真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く。病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ」と。来年の「みくたん」は、フキ佃煮つくりと笹餅つくりでやりますか!