「そば所と 人はいふ也 赤蜻蛉」と一茶さん。

これはほんとです。

稲刈りが始まると山から赤とんぼが産卵に降りてきます。稲刈りが一段落するとソバが開花します。 蕎麦の開花と赤とんぼノ産卵は時期を1つにするからです。白い花と赤とんぼ、見に上がっていらっしゃいませんか!
「蕎麦はまだ 花でもてなす 山路かな」と芭蕉さん。

稲が外された稲木に、今度は蕎麦が掛けられます。

さて、ソバの花の白さが語っているのは、冬が近いこと、、、秋は急ピッチで深まります。
そこで一茶さん
「しなの路やそばの白さもぞっとする」
「そば咲やその白さゝへぞっとする」

どこまでも生活リアリストです。