寒露の候、山にはナナカマドの赤い実、
「湿原に 神の焚く火か ななかまど 堀口星眠」
海からはハタハタ漁の便り、夜はキリギリスの鳴き音。野は野菊の花の盛り。
畑では、タマネギ植え。
少し早いようですが、ここの寒冷さは東北並み。植え付けは10月中下旬。
ところで、タマネギにつきものの涙の原因成分を硫化アリルといいます。それこそ、体の新陳代謝を活発にしたり、血液をサラサラにする働きをするビタミンB1を吸収するのを助ける成分!タマネギは二エジプトではピラミッド建設労働者には給料代わりに支給されたと伝えられるほどの優れもの。家族の健康を守る畑の定番野菜です。
ちなみにタマネギ、明治になって北海道開拓使によって移入されたものです。一気に普及させたのが、明治初期に関西地方に発生したコレラ騒動。「玉ねぎはコレラに効き目がある!」誰が言ったか定かではありません。