宮津エコツアー · 「海の京都・宮津」に思う

「海の京都・宮津」に思う

日置の山裾を宮津湾を左にしながら歩いていくウオーキングスタイルの団体さん。

IMG_1183

京都から見えたご一行ということ。向かう方向は天橋立方向。青嵐荘前から公園をぬけて、真名井神社方面に辿る脇道があります。色づいたミカン畑越しに海を見る道です。なかなかいい景色です、 へーえ、こんなところをあるくんですか!と思いましたが、考えて見れば、地元の人が自慢する道が一番いい道、おそらくそこを開拓されたのでしょう(^.^)これが俗に言う「海の京都・宮津」版ですな(^.^)と見送りました。

IMG_1181

さて、、「天橋立観光協会」による海の京都・宮津紹介www.amanohashidate.jp/ からは、世屋の里情報は発信されていません(`ヘ´) 世屋は「山の京都」ですし、、まあ、こんなにどさっとバケツの水をうつすようにバスから出てこられても、、、トイレは休憩所1カ所、1時間待ちと言うことになりかねませんから、スケールの大きいツーリズム展開は不可能、といわれりゃ納得します。それに、なんといってもツーリズムはツーリズム、お客を惹きつける魅力ある企画の主体的な発信が弱い、これも事実です。

IMG_1126

けれども百人一首の大江山は視野に入れるけれど、世屋の山ははいっていない、というのはちょっともソットも合点のいかないところがあります、、、、百人一首どころか、もっと古い古事記・万葉集に歌われていてしかも、サントリー地域文化賞も受賞するほど高く評価されている古代布藤織りがつたわっているじゃないですか。海と山と里とは一体の宮津!と言ってきたのに、あれはなに?という思いを持ちます。  まあ、美しい「茶室」にお客さんをたくさん案内できないのと同じで、、でもせめて柄杓でうつすぐらいの人数なら「お・も・て・な・し」は十分可能です、「宮津・海の京都」は小さくてもいい、小さいからいい、そういう物を大切にしながら、海山川里一体!を堅持して絵を描いてもらいたいですねぇ(^.^)と思うとともに、お客を惹きつける魅力ある企画の主体的な発信!ここに課題があるんだという重い現実にも目がくらむ思いがしました。

IMG_1179

いやあ、それにしても、昨日でよかったですねぇ みなさん精進のいいかたばかり、、、 今日だったら、「風吹て 霰虚空に ほどばしる」(正岡子規)。あられ混じりの雨の吹き降りでしたよ。

このページのトップへ