わーわこさまに守られる菅野の里。
ながーいでぇここの祭りは、と聞かされていました。ポスターには9時、確かに早い。長いのは、神楽の演目が12曲、それをみんな演じる、クライマックスのお目当てのわとうないさん登場は12時過ぎだと。今年は360周年記念。わとうない役はかっての教え子、となると、これははじめから、全部見せてもらはなあかんと思いましたので、長ーい菅野神楽のルポ。
快晴の青い空に、太鼓と笛で神さまご招来。8時43分。
ここですよーと目印の幟立て。8時52分。
「青年者」。
すごい力のある言葉です。
さて、獅子を先頭に一行の練り込み。9時48分。
太刀を振りながら、は昔のまま。
「どや、きまっとるやろ!」9時50分。
菅野は坂の里。急な道を屋台をおしげて。
お祓いをしてもらって、
さあ、いきますよ、練習の成果をしっかりひろうしましょう、10時19分。
神楽はまずは、一、岡崎か゛披露されて、さらに 二、神楽、へと。
こどもをだくお父さんも太鼓のリズム。10時23分。
三、剣の舞、四、花の舞、とすすんで五、おそめの舞、
さらに六、玉の舞、七、天狗の舞、
八、法螺の舞、九、両剣、
十、不動の舞、一一、大神女郎の舞、とすすんで、お待ちかね一二、和唐内の登場。12時16分。
この頃には観衆もふえて。
「はってふだんずきんはとらぬ、恵美須は身持がうすぎたない、しょうじん日にはつきやわれぬ、蝦夷松前にあらばこそ、体はおだぎに脇の下、布袋は土仏福(福禄寿)六人の、月代そるに暇がいる」
長い台詞をみこ゛とに決めると、おおきな拍手。
さいごの締めは太刀振りで。12時37分。
、、、ここまで約2時間半。ながいっちゅやあ長い、けれども農耕神をお祭りし、種まきから収穫までをイメージしてその無事と豊作を祈るために神と一体となる時間としては、けっして長くない。心にシャワーのようにあびつつ゛けた笛と太鼓の音の癒やし。それに演じるみなさんたち、中学生からこのとしまでぇ!と思えるようなかたまでの「超異年齢集団」が一つになって進んでいく様子のスリリングさ。きらびやかさや豪華さをひけらかす祭りにはない、人と神との交流の意味を考えさせてくれる貴重な時間でした。
里山ファーストフードのラインナップも充実。
そのうえ、
菅野神楽米、町外のお客さんには無料配布!
「青年者」がんばれ!