花の滝 天から注ぐ 五月晴れ 世屋野蕪村、、

昔はな、こんな高いところまでのぼって咲くなんて、夢だったと藤の花。

ともかく、もう若いころからちょっと伸びたとおもったら、婆さんたちが鎌を持ってきて刈り集めちゃうんだ、わしの体をむいて糸にして織り上げるまで一人でやっちゃうんだ、たいした婆さんたちだった、

(↑二枚 川北亮司さん 撮影)
そんな婆さんたちがおらんようになって、、まあわしらは自由にのびのびと伸びていけるんだが、それがええだかわるいだか、、、。あの婆さんたち、、、どうしてるかねえ、、、

藤の言葉を訳すとこんなことを言っているようです。

藤の花を祀る籠神社。案外、天橋立の正体は、天まで昇る梯子のような藤の蔓の生命力なのかも。