宮津エコツアー · 細川ガラシャはくいしんぼでグルメの行動派?

細川ガラシャはくいしんぼでグルメの行動派?

琴引浜で細川幽斎さんが「 根上りの 松に五色の 糸かけ津 琴引き遊ぶ 三津の浦浜」、その息子の妻細川ガラシャも「名に高き 太鼓の浜に 鳴神の 遠くも渡る秋の夕さめ」と詠んだとか。

幽斎さんが、地名の掛津と糸掛けるを重ね「五色の 糸かけ津 琴引き遊ぶ」と遊んでいるのに対して、ガラシャさんその時はまだたまさんはいたってまじめ。

さて、夕さめの 「さめ」は雨の意味。  鳴神とは、なるかみ・いかづち・はたたがみ、つまり雷のこと、 丹後では今でも古老ははたがめと雷のことをいいます。

となると、ガラシャさんが歌に描いたのはウラニシじゃないですか!、

ちなみに「 はたたがみ【霹靂神】とは。意味や解説、類語。《はたたく神の意》激しい雷。
はたたくとは。意味や解説、類語。[動カ五(四)]1 旗などが風に吹かれてはたはたと 鳴る。はためく。「頭上に―・く旗のそよぎを耳にして」〈蘆花・思出の記〉2 雷が鳴り とどろく。はためく。「水無月の照り、―・くにも障らず来たり」〈竹取〉」

その時の雷の音は半端でなかったと思われますがその時聞いたのは雷鳴、雨が降ったのですから、見たのは当然、雲、

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(上 若狭湾のうらにし雲)

海の京都の秋は、これですよ、これ。一にも二にも雲!

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(上 宮津湾のウラニシ雲)
では、、何しに彼女はここを訪れたか、それはもうカニ、蟹に決まってますよ。
おいしいものには目がない!
彼女はくいしんぼでグルメ、美味しいもののためには多少遠方まで行くことは厭わない、そういう意味て゛は行動的な女性だったのでしょう。
さて、彼女の丹後での行動足跡は味土野、そこしかないように思われていますけれど、そうではない、ということです。丹後一円をくまなく歩いていらっしゃるのではないでしょうか、探せばあるかもしれませんよ。歌とか、うちでお泊めしたとか、、、まあそれはともかく、宮津から味土野までの経路がどうだったかが話題になるように、太鼓浜までの経路はどうだったか、海路で伊根、経が岬を回ったのか、陸路で大内峠峰山網野経由で、まさか歩いてということはないでしょうから、馬かかごかでだったのか、ガラシャさんのイメージをガラッと変えて想像の幅を、「ガラシャ街道」を京丹後一円に延伸させるようなというか、とんでもなく広げてくれる歌に間違いありません!ですから、彼女の名にあやかって、太鼓浜は「ガラシャ浜」食べたカニは「がらしゃカニ」ソバも食べられたでしょうから、「がらしゃソバ」お酒も吞まれたでしょうから、「銘酒・ガラシャ」これは吉野酒造さんでなければなりませんよ、それくらいやれば、大河ドラマ「細川ガラシャ」が実現するのではないでしょうか、、、

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(上 内山ブナ林からウラニシ雲)

そんな夢を見ながら、ウラニシの雲を見ていました。

 

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