伊根町寺領の里を埋める紅梅!
紅白の梅花のうち、万葉集の頃はハクバイ(白梅)が、平安時代になるとコウバイ(紅梅)がもてはやされたということです、関心が匂いから色に移ったと言うことでしょうか、眼を引く、そして心を浮き立たせることが紅梅に託された役目のようです。。
まずは色に眼を奪われる紅梅ですが、寺領の紅梅は、その株の大きさにの格別なものがあります!
古木てふ 紅を極めて 錦紅梅
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稲畑廣太郎
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林翔さんは、「繚乱の 紅梅仰ぐ わが八十路」。
この巨樹、自分を仰ぐ、家の方や里の方に祝福を撒き続けてきたのでしょう。
計測してみると、三幹株立ちで、計556cm。
この幹周を環境省巨樹リストに当てはめてみると、四メートル台が一件登録されているのみ。
つまり、現状日本一の紅梅と言うことになるのです。
紅梅を見てみちのくの旅を恋ふ 稲畑汀子
紅梅に空あをくなれ青くなれ 林翔
※ 向かいの山の頂には、周径1300cm、京都府一の大銀杏が生育し、大紅梅とあわせて平安、中世の里の往事を伝えています。