『何故?? 私たちは世界遺産を目指すのか』と岡田保良先生は問いを立て、三つその理由をあげてくださいました。
ここでいう「私たち」とは、狭い意味では、世界各国の有識者や研究者や保全活動家、ということなんでしょう。
そうなんです、何故??その理由・目的を、地域市民レベルで共有することが不十分では戦えません。
そこから始めてくださいねということなんだろうと思います。
確かに、はて!と首をかしげるところがあります。三点挙げられました。
一つ「地域にとって、自分たちの歴史と遺産にあらためて目を向け、未来へ向かう高い意識を育てること」
一つ 「国土に刻み残された日本文化の豊かさを世界に発信すること」
そして 「世界の多様な文化に目を向け、平和な世界への礎としての国際感覚を醸成すること」
いずれもたいへん格調高く、大賛成。
ただ、自分たちの歴史、だとか、未来へ向かう意識、だとか言うことになると、そのイメージは人それぞれ千差万別ですから、、慎重な合意形成にこころがけなければならないところですが、運動の趣旨はすっきりと、説明頂いたとおもいました。
さて、自然歴史豊かな私たちの丹後の代表選手として、あまのはしだてをそのまな板に載せる
その見どころは、次のようにまとめられているといいます。
範囲 2
国内的な評価
このエリアの美しさ!これは間違いないところ。なにかにつけおせわになってきた関わりを持ってきたのです。
ただ、このあまのはしだてさん、だからといって自動登録されるのではない。
確実な証明を世界を相手にすること、、というところで、奮闘奮戦努力してくださっているわけです。
世界史的国際的観点からというのは、専門家に頼まなければなりません。
が、私たちにも何か出来ることがあるかもしれません。
たとえば、、、、「芸術に仮託された風景美」とはなんぞや!あるいは、いうところの「紺碧の内海、白砂青松、海洋景観」と「歴史的宗教遺産群との融合」とはどんなこと?
夜明けの成相寺です。
千万言を弄しても一枚の写真には及ばない!といいます。
雪晴れの成相寺です
、、、、現場に立ちものだから見える物がある、そんなことで、天橋立とその周辺の構成物、海洋景観などの写真でご案内させてもらおうと思います
♪人は誰もただ一人 旅に出て
人は誰も故郷を 振り返る
ちょっぴり淋しくて 振り返っても
そこにはただ風が吹いてるだけ
人は誰も人生に つまづいて
人は誰も夢やぶれ 振り返る
何かを求めて 振り返っても
そこには ただ 風が吹いているだけ
振り返らず ただ一人 一歩ずつ
振り返らず 泣かないで 歩くんだ
何かを求めて 振り返っても
そこには ただ 風が吹いているだけ
吹いているだけ 吹いているだけ
北山修 詩 シューベルト 歌 「風」
、、、、、、、、、、、、、、
題して、ブログ写真展 「風の吹くあまのはしだてと仲間たち」
【成相寺側からの橋立展望】
①笠松展望台から
この標高約250m。
その股覗き。
ちなみに、その股覗きをするとこう見えます。
②成相寺境内の森からの橋立
この標高約320m
この森にタブの巨樹があります。その周径665cm。
丹後のブナとしては、もっとも高いところに生育する
樹です。
③ 成相寺上大観望からの橋立景観
この標高約450m
この駐車場に車を置いて、さらに歩いてみましょう。
ここの標高約500m。
伊根から冠島の向こうの越前海岸まで若狭湾のリアス式海岸の海洋景観を見ることができます。
(続く)