宮津エコツアー · 世屋川流域の『レーチェル・カーソン』を忘れない

世屋川流域の『レーチェル・カーソン』を忘れない

あなたの愛を受け継ぎます。

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世屋川流域の谷の一つ、下世屋下田、

里山の美しさは、多様な命が息づく配慮があるから美しいのです。

「笹百合や 風に揺られて 香り立つ」夏井いつき

この棚田は、湿地湿田です。ここには、ハッチョウトンボやカエルたち、セトヤナギスブタやサンショウモがたくさん息づいていることを、専門家の先生は、命のホットスポットと評価されていました。

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下田棚田のプロデューサー、キヨッさんは、その配慮ができる方でした。

宮津天橋高校F探究部が、観察や保全に思いを巡らしながら、活動させていただきました。もっとも学んだことは、生きものへの愛です。

除草剤でカエルが浮いた、危ない、生きものに危ないものが、人に危なくないはずはない、農薬をピタリと止められたことです。

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 農薬は使わない、そのためイネの収穫にでる不具合は引き受ける、きよっさんのその決断と覚悟でサンショウモたちは守られたのです。
「感じる」ことこそ大切!「知ることは、感じることの半分も重要ではありません」。農薬の使用が自然に及ぼす危機を告発した『沈黙の春』(新潮社)の著者、レーチェル・カーソンさんは、こうおっしゃっていました。
まさしく、世屋川流域の『レーチェル・カーソン』です。
みんな同じ生きているから 一人にひとつずつ 大切な命、と
『まあるいいのち』で唱われる以前の事です。
体調がすぐれないからとのこと、この谷に貴方の姿が見えなくなって2年。
今年の夏、確認できたのはこれだけです。
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壊れる世界を止める事は、難しいです。
けれど、美しい棚田を、眠りにつかせていいものか、もやもやしています。
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まずは、世屋川流域の稀少生物群のレンジャーと位置づけ、
①状況観察の継続。
②一部は、世屋川源流湿地生物交園に分散保全。
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大事なことは、このもやもや感を失わない、忘れないでいること。
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世屋川流域希少生物種レンジャーは、公開した取り組みです。
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世屋川源流湿地生物交園で、武っさん、徳さん、合わせて173歳の協力をえて、
世屋川流域のレーチェルカーソン、きよっさん氏の志を顕彰させて頂きます。
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世屋川流域稀少生物レンジャー、月一で予定しています。参加してみたいとご希望の方はお問い合わせ下さい。

 

 

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