2012/08/15
漢字はおもしろい!あらためて思うのが。萩。ノ木偏に火、これは焼き畑のことでしょう、そのあとに蕎麦や小豆を蒔きます。
そういう仕事をするのが、秋。その頃に咲く花、草、というので、くさかんむりを載せて萩!萩は秋そのもの、
その意味で、山上憶良さんも、「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花」と萩を七草の中でも、筆頭に置き、万葉集の中でも、140種をしめるという破格の存在です。その人気の秘密は、はえぎ、というのがはぎの語源ということ。その生命力にあるのかもしれません。春、5月の始め。
そして8月。
さて、萩は草か木かどちらかといえば、さてどちらなんでしょう、毎年再び株元から新芽を出し成長し、枯れます。大きくなり続けることはありません。しかし、枝を折ればポキン、「木」です。はえぎは生える木ですから、木の認識はあるのでしょう、しかし、漢字はくさかんむり。萩のややこしさを表しています。