2012/08/24
クレープというフランス語があるそうです。スペルは、crêpe。意味は「 細かな縮みじわをつけた薄手の織物」つまり、 縮緬(ちりめん)のこと。
さて、この「クレープ」を冠した花が今満開。それがこれ、
サルスベリ。花弁の縮れ方がちりめんのようなので、英語では、 Crape myrtle (ギンバイカ)。
江戸時代に、中国南方から入ってきたものとされています。その頃は「百日紅」とかいて、ヒャクジツコウといっていたのでしょう
お寺やお墓にも多く植栽され、水上文学では、象徴的なシーンを彩ります。
さて、この花、いまは、「百日紅」とかいても、さるすべりと読ませます。「猿滑り」
といったって、木の生長に伴い、表皮のコルク層がはがれるだけで、実際それで滑るほどみっともない猿がいるわけでもありません。もしいたら、猿の面汚し、かざかみにもおけねえ、とつまはじきされてしまいます。
丹後では、「ちりめん花」と読んではどうですか!せっかく炎天下似咲き誇っているのです、地場産業振興に一役かっていただきましょうよ。