宮津エコツアー · yasuda

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台風の ざわめく夏を 納めたり、、、

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雨風ともにほどほどだったね、と振り返られるのも、予報が厳しかったから。

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しかし、そのほうがいいです、台風に節度があるとは思えません、災害列島日本、備えが甘ければ悲惨なこともあり得ます。

さて、丹後路も秋モード。

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遠方、海外からのお客様は、

気が早いですが、紅葉の成相寺は外せません。

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さらにシーサイドドライブで北に走れば、九月にはヒガンバナ。

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11月になれば、日置あたりは、コスモス街道。

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着いた先は伊根の浦。

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新鮮な魚が待っています。

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一方、地元、近辺の方で、近場観光をお探しの方にお奨めは、ここ、日置から上世屋までの世屋川流域。

日置から左に、この街道に入ればおよそ『観光地』らしい案内は一切消えます。

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あるのは地域絵図看板一枚とお地蔵さん数カ所。

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それを寂しさというか静寂というか、それはお好み次第。

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しかし、地学・ジオ的に言えばこの世屋川流域は『山陰海岸ジオパーク』の東の端に位置するのだ、と知れば、見方は変わるのではないでしょうか。

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高原から、魚化石はでるは、粘土の上の黒い土は鹿児島沖喜界カルデラ噴火の際の火山灰層だは、とその実力は、知る人ぞ知るところで、日本海形成の歴史を語る谷なのです。

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合わせて、近代化を拒絶したかのような世屋の里は、バルヶ岳の頂。水源の山ではあっても砂と粘土でできた、大小の地滑りを起こした跡を水田に変えた戦いの里。その戦いは、今も続きます。

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この世屋川流域の、里山・奥山には、野にサンショウモ、ハッチョウトンボ、キタノメダカ、オキナグサ、ヤマザトタンポポ、ヒメザゼンソウ、里にフクジュソウ、空にクマタカ、森にナツエビネ、ツキノワグマなど京都府レッドデータ掲載の稀少な生き物が多数。

そういう意味で世屋川流域は、大地の公園『ジオパーク』に環境「エコ」を加え『エコ&ジオパーク』。

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今を生きていく元気、それがツーリズムの原点なら、生き物と人との共生を保ち、未来を拓く山陰海岸世屋川流域エコ&ジオパークは近場観光の隠れた目玉。

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ぜひ、訪れてみてください、生き物と人との共生のために、森で里で一緒に汗をかいていただければ、最高のデトックス、リトリート。

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お土産のご用はこちらでどうぞ。

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『山陰海岸世屋川流域エコジオパーク』のご案内は、世屋川流域エコミュージアムサービスで承ります。

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お問い合わせください。

 

 

 

 

 

ジョロウグモ、、、知っとる では、メスかオスか、

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メス うむ!

で、この蜘蛛のオスは、、、!

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オスとメスではメダカと金魚ほどの違いがあるのが、面白いところ。

メスは、長い脚に黄色と青黒色の縞模様を持ち、腹の下には鮮やかな赤色の紋がある、

一方、オスは、色は全体的に褐色、体長10ミリメートル程度

ここがシカやライオンとは真逆で可笑しいところ。

なぜでしょうか、その意味を尋ねてみました。

まず、ジョロウグモのメスはこの鮮やかな色彩は、主に以下のような役割を果たしています

  1. 近寄るな 警告色: 鮮やかな色は捕食者に対する警告として機能します。ジョロウグモは毒を持っているため、捕食者に「危険である」と知らせる効果があります。
  2. オスにに魅力(attractiveness)を伝える、訴える」  雄に対して自分の存在をアピールするための役割もあります。鮮やかな色は雄にとってメスの位置を見つけやすくする手助けとなります。

もひとつは、雄雌共通で、偽装。迷彩。カモフラージュ: 自然環境の中で背景に溶け込むことで、獲物に気づかれにくくする効果もあります。ここが、

。メスを探さなくてはいけないオスは、他の生き物に食われてもいけない。

ジョロウグモのメス、オスの色彩、形は、これらの要素が組み合わさって進化してきたと考えられるということです。

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さて、

獲物は、バッタ類、コオロギトンボカマキリ、大型のセミスズメバチなど多岐にわたります。

自然の豊かなところではどこでも生息していて、風通しが良くて餌が豊富な場所に巣を作ります。

特に庭や公園などでよく見かけるとはいうものの、しかし、必ず たくさん というわけではありません。

そういう意味では ここ、上世屋、世屋姫神社付近はジョロウグモの『名所』です。

獣柵をうまく利用している様子が観察できますよ。

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人と自然の織り成す典型的な共生の光景です。

女郎蜘蛛 肥ゆる川辺や 天高し

秋の風 ジョロウグモの 巣光る

「来るなあ と 叫んで、それで止まるものなら叫ぶけれど、しまい込めるものならしまうけれど、台風や田の稲はそうはいかん、来るものは来る、倒れるときは倒れる、起こしておかな、種から芽が出たりするから、な』

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この手間や技術、いまは無くなった百姓百色の手間の一つ、絶滅寸前の技術です。

倒れたら、倒れたでその時は俺が起こしてやる、

この風起こし技術、丹後で伝えるのは、上世屋の小川さんのみ。

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(↑ 小ささ日本一の棚田 稲株の数 50)

稲や生き物と、作りて、お百姓との距離が近かった時代の少年は、こんな詩を残しました。

虫けら  大関松三郎

一くわ
どっしんとおろして ひっくりかえした土の中から
もぞもぞと いろんな虫けらがでてくる
土の中にかくれていて
あんきにくらしていた虫けらが
おれの一くわで たちまち大さわぎだ
おまえは くそ虫といわれ
おまえは みみずといわれ
おまえは へっこき虫といわれ
おまえは げじげじといわれ
おまえは ありごといわれ
おまえらは 虫けらといわれ
おれは 人間といわれ
おれは 百姓といわれ
おれは くわをもって 土をたがやさねばならん
おれは おまえたちのうちをこわさねばならん
おれは おまえたちの 大将でもないし 敵でもないが
おれは おまえたちを けちらかしたり ころしたりする
おれは こまった
おれは くわをたてて考える

だが虫けらよ
やっぱりおれは土をたがやさんばならんでや
おまえらを けちらかしていかんばならんでや
なあ
虫けらや 虫けらや

。。。。。。。。。。。。

今の田は、一枚一枚が大きくなっていますが、一株一株を起こす必要はありません。

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困難な仕事をこなして手間暇から解放してくれる機械も頼もしい。

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けれども、それは一面、メダカやコウノトリをうんでしまいました。

今の時代、絶滅寸前の農作業技術の持つ教育性、環境への感性、生き物との交流、これも貴重です。

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メダカやコウノトリとおなじ、この愛おしい技術は、保全、継承が図られるべきです。

さて、この小川さんの風起こし米、頒布可能、ご希望の方はお問い合わせください。

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〔あすこの田はねえ〕   宮沢賢治

あすこの田はねえ
あの種類では窒素があんまり多過ぎるから
もうきっぱりと灌水(みづ)を切ってね
三番除草はしないんだ
……一しんに畔を走って来て
青田のなかに汗拭くその子……
燐酸がまだ残ってゐない?
みんな使った?
それではもしもこの天候が
これから五日続いたら
あの枝垂れ葉をねえ
斯ういふ風な枝垂れ葉をねえ
むしってとってしまふんだ
……せわしくうなづき汗拭くその子
冬講習に来たときは
一年はたらいたあととは云へ
まだかゞやかな苹果のわらひをもってゐた
いまはもう日と汗に焼け
幾夜の不眠にやつれてゐる……
それからいゝかい
今月末にあの稲が
君の胸より延びたらねえ
ちゃうどシャッツの上のぼたんを定規にしてねえ
葉尖を刈ってしまふんだ
……汗だけでない
泪も拭いてゐるんだな……
君が自分でかんがへた
あの田もすっかり見て来たよ
陸羽一三二号のはうね
あれはずゐぶん上手に行った
肥えも少しもむらがないし
いかにも強く育ってゐる
硫安だってきみが自分で播いたらう
みんながいろいろ云ふだらうが
あっちは少しも心配ない
反当三石二斗なら
もうきまったと云っていゝ
しっかりやるんだよ
これからの本統の勉強はねえ
テニスをしながら商売の先生から
義理で教はることでないんだ
きみのやうにさ
吹雪やわづかの仕事のひまで
泣きながら
からだに刻んで行く勉強が
まもなくぐんぐん強い芽を噴いて
どこまでのびるかわからない
それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ
ではさようなら
……雲からも風からも
透明な力が
そのこどもに
うつれ……

一九二七、七、一〇、

色づいた稲。

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丹後上世屋の米を予約して待ってくださっている方もいらっしゃいます。

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さて、毎年のことながら、暴れん坊台風の列島縦断、、みんな固唾を呑んでその様子を聞いております。

その台風10号は、今、和歌山なんだそうです。現状、京都北部は、風雨とも小康状態。

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しかし、まだ、やれやれとは言えません。その予報円、コースも定まらない気ままさ。

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米が無い、にわかに信じがたい事態の中です、

 

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神頼み、ずいぶん前時代の言葉です。

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和歌山から、東北東でなく、北上のコースもあるとのこと。これは、戦争末期の舞鶴、宮津空襲攻撃機飛来コースと同じでライン上には丹後。。

ここは、消えていくかもという予報に期待して油断せず、丹後攻撃来るなあ、「神頼み」、です。

世屋川源流湿地生物交園が、落ち着いてきました。

メダカの子どもたちのつくる水紋は、見飽きません!

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さて、この世屋川源流湿地生物交園上空を舞う猛禽類、

クマタカ!

翼ば大きく胴体が小さい、尾羽の先が丸い、、間違いない、トビじゃない

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(画面中央、左よりの、点を拡大してください)

高原の生態系と食物連鎖のトップがクマタカ。

環境省ポスターE58DB0E588B7E5BE8C

以下、コパイロット。

クマタカは主にノウサギ、アオダイショウ、ヤマドリリスやムササビ、イタチなどの哺乳類や、カケスやアオバトなどの鳥類も捕食することがあります

IMG_1877.jpgへび

狩りの際には、木の上で待ち構え、上から一気に襲いかかる方法を使います視覚が非常に優れているため、高い木の上からでも小さな動物を見つけることができます。その視力は人間の8倍以上で、50メートル離れたところからアリの動きをはっきり見え、2キロ近く離れた場所からでも望遠鏡のように拡大して見ることができます

世屋川源流湿地生物交園のスターは、直接的には、カエルやメダカや水草です.
が、高原の里山・奥山の連続した世屋高原生態系と食物連鎖保全への寄与を目的としているので、カエルを食べるシマヘビ、シマヘビを食べるクマタカ。

森の王者・クマタカの飛翔は、ブルーインパレス以上にたいへん嬉しいことでした。

Mountain Hawk-Eagle flying on blue sky

もうひとかた、交園に森からの来訪者。熊さん、

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熊さんにも30mの距離で、『やあ!』

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コナギが咲きだしました。

 春霞 春日の里の  殖子水葱(うゑこなぎ) 苗なりといひし 枝はさしにけむ   大伴駿河麻呂 巻3-407

(大伴宿禰駿河麻呂、子水葱はもう葉を伸ばしだろうか。あの娘も大きくなっただろう。)

 上毛野 伊香保の沼に 植ゑ子水葱(こなぎ) かく戀ひむとや 種求めけむ      東歌 巻14-3415

 苗代の 子水葱が花を 衣に摺り 馴るるまにまに 何(あぜ)か愛しけ         東歌 巻14-3576

(青紫色の花を摺り付けて染めました。きれいな空色に染まるのでしょうか)  』

可愛い花ですよ、どうぞいらしてください。

あなたの愛を受け継ぎます。

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世屋川流域の谷の一つ、下世屋下田、

里山の美しさは、多様な命が息づく配慮があるから美しいのです。

「笹百合や 風に揺られて 香り立つ」夏井いつき

この棚田は、湿地湿田です。ここには、ハッチョウトンボやカエルたち、セトヤナギスブタやサンショウモがたくさん息づいていることを、専門家の先生は、命のホットスポットと評価されていました。

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下田棚田のプロデューサー、キヨッさんは、その配慮ができる方でした。

宮津天橋高校F探究部が、観察や保全に思いを巡らしながら、活動させていただきました。もっとも学んだことは、生きものへの愛です。

除草剤でカエルが浮いた、危ない、生きものに危ないものが、人に危なくないはずはない、農薬をピタリと止められたことです。

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 農薬は使わない、そのためイネの収穫にでる不具合は引き受ける、きよっさんのその決断と覚悟でサンショウモたちは守られたのです。
「感じる」ことこそ大切!「知ることは、感じることの半分も重要ではありません」。農薬の使用が自然に及ぼす危機を告発した『沈黙の春』(新潮社)の著者、レーチェル・カーソンさんは、こうおっしゃっていました。
まさしく、世屋川流域の『レーチェル・カーソン』です。
みんな同じ生きているから 一人にひとつずつ 大切な命、と
『まあるいいのち』で唱われる以前の事です。
体調がすぐれないからとのこと、この谷に貴方の姿が見えなくなって2年。
今年の夏、確認できたのはこれだけです。
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壊れる世界を止める事は、難しいです。
けれど、美しい棚田を、眠りにつかせていいものか、もやもやしています。
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まずは、世屋川流域の稀少生物群のレンジャーと位置づけ、
①状況観察の継続。
②一部は、世屋川源流湿地生物交園に分散保全。
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大事なことは、このもやもや感を失わない、忘れないでいること。
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世屋川流域希少生物種レンジャーは、公開した取り組みです。
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世屋川源流湿地生物交園で、武っさん、徳さん、合わせて173歳の協力をえて、
世屋川流域のレーチェルカーソン、きよっさん氏の志を顕彰させて頂きます。
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世屋川流域稀少生物レンジャー、月一で予定しています。参加してみたいとご希望の方はお問い合わせ下さい。

 

 

夏草め そこへ直れや、刈ってやる

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現代里山俳句

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夏居■△○先生、いかがでしょうか!

さて、①

ほんと、ないです、米が!

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夏居先生!

暑中見舞い申し上げます

さて、②

里山は、俳句の故郷、

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「夏の朝 光の中に 風薫る」「蝉時雨 木陰に涼し 昼下がり」

異次元の感受性で開ける穴から噴きだす冷気のような句、好きです。

里山日本の庶民の心をくみ取り、ご活躍下され。

実るほど頭が下がる稲穂かな、、

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明るく色づいた田を見ながら、

今年は、八月中に稲が刈れそうだ

とおっしゃいました。

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だけどな、暑い夏だったが、稲には暑すぎるのも、よくない、、とも。

高温障害、粒が小さかったり、白くなっているものができることを言います。

南魚沼コシヒカリの品質検査では、そういう異常米の比率が多いとの報道されていました。

「腕がためされることでもあるが、まあ何べんやっても難しい」

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それも気になるが、米がないあっても高い5kgの標準米が700円から1000円上がっているということだで、早よだしたげなな!

こんな話も出ます。

どれくらいないのかというと、24年6月末で702万トン需要があったが、23年産生産量661万トンだった、というのです。41万トンの差、その需要を伸ばしたのは、インバウンド旅行者がたくさん米を食べるから、t言われているようですが、それより、ウクライナから入らなくなった小麦が高くなって、米が買われるようになったことの方が大きいということです。

戦争は食糧問題に直結します。

頭が下がらん、わがことばっかりいう政治家をリーダーにしたら、世界中が飢えることになる、あかんで、これが結論でした。

※1 高温障害と対策

(1) 胴割粒の発生(写真) ア 発生メカニズム 登熟後期及び収穫後の玄米水分変化に加え、最近 では登熟初期の高温の影響が指摘されている。 籾が急激に成長し、そのことが籾の内部構造やデ ンプン蓄積に何らかの影響を及ぼして、胴割れしや すい米質になると考えられている。 イ 発生要因 ① 出穂後 10 日間の最高気温が高い。 ② 登熟期の稲の栄養が不足する(葉色が淡い)。 ③ 早期落水、刈り遅れにより籾含水率が過度に低下する。 ④ 浅い作土条件で、籾含水率が過度に低下する。 ⑤ 高水分籾を高温で乾燥する。 (2) 白未熟粒の発生(写真) ア 発生メカニズム 白濁部位により、心白、腹白、背白、乳白粒 等 と 呼 ば れ 、 総 称 し て 白 未 熟 粒 と い わ れ て お り、高温により、胚乳細胞へのデンプン蓄積が 阻害されて発生する。白く見えるのは、デンプ ン粒間に空隙が生じ、そこで光が乱反射するた めである。 イ 発生要因 ① 出穂後 20 日間の気温が高い。 ② 総籾数が多い。 ③ 水ストレス(フェーン現象、早期落水)を受ける。 ④ 登熟期の日照が不足する。稲の栄養が不足する(葉色が淡い)。 胴割粒 白未熟粒(森田 2005) (3) 対策 ア 適正な水管理の実施 ① 出穂期から 20 日間のほ場内水温、地温を下げることで、胴割粒、白未熟粒の発生 が少なくなる。具体的には、足跡に水がたまっている程度まで自然落水し、気温が 下がる夕方以降に入水する「間断かん水」を繰り返す。 ② 落水時期は出穂後 30 日頃とし、その後も高温・多照が続く場合は、ほ場条件を考 慮し、収穫7~10 日前まで走り水を行う。 ③ 台風通過後のフェーン(高温・低湿)時は入水し、根を健全に保 つ。 イ 作土深さの確保(根が十分に張れる環境を整える) ウ 登熟初期が高温にならない作期の検討(5月上旬~中旬の移植時期の拡大) 2 適期刈り取り(胴割れ防止) 近年、出穂後の気温が高く、水稲の成熟期は早まってい る。しかし、稲刈りは従来の暦 どおりで変わっていない生産者が多く、刈り遅れているほ場が目立 つ。 (1) 刈遅れと品質低下 刈り遅れると、生き青粒がなくなり、胴割粒や薄茶米が増え、色沢も悪くな る(右図)。 (2) 刈取適期の判断 刈 取 適 期 は 、 帯 緑 色 籾 率 と 登 熟 積 算 気 温 ( 出 穂 後 の 日 平 均 気 温 の 積算で 1,000~ 1,100℃)で判断する。出穂期から1か月が過ぎたら、ほ場で穂の元の方に残っている黄 緑色の籾(帯緑色籾)の割合を確認する。帯緑色籾率が 10%になったら刈り始め、3% になるまでに終わらせる。 (3) 特に注意すべき点 早植栽培では、葉や枝梗は緑色でも 、籾はすでに 黄変して刈取適期を過ぎている場合があ る。刈取 適期は、必ず帯緑色籾率で判断する(写真)。 【胴割粒が発生しやすい基準温度】 ○出穂後 10 日間の最高気温の平均:30℃以上 【白未熟粒(乳白等)が発生しやすい基準温度】 ○出穂後 20 日間の最高気温の平均:32℃以上 ○ 〃 平均気温の平均:27℃以上 ○ 〃 最低気温の平均:23℃以上

 

※2 るほど頭を垂れる稲穂かなとは、学問や技能が深まった人ほど、かえって他人に対して謙虚になることのたとえ。 【注釈・由来】 稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。

  • Maybe the boughs that bear most hang lowest.
  • “The only true wisdom is in knowing you know nothing.” -Socrates

「かな」の部分だけ”maybe”を付け加えましたが、”the boughs that bear most hang lowest”はことわざとして使われています。”bough”とは「大枝」で、それに最も実る枝は最も低く垂れさがる」と訳せます。

二番目の文章はソクラテスが言ったといわれている引用ですが、”the only true wisdom is”=「本当に賢明なことは」”in knowing you know nothing”=「君が何も知らないということだ」という文章を使えると思います。

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追伸

日本の主食のコメの価格がいとも簡単に乱高下する、これはあってはならないことです。

それがなぜ起きたか?アサ芸プラスで、那須優子さんも、次のようにレポートしています。

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8月31日に本サイトで報じた「コメ不足」をめぐる大阪府・吉村洋文知事と坂本哲志農水相の「場外乱闘」が、まだ続いている。吉村知事は9月2日、府庁で記者団の取材に対し、「備蓄米を放出すると値段が下がるのでいけないと言うけれど、いやいや、すでに上がっている。これからもさらに上がる」
コメ価格の急騰を懸念し、政府に備蓄米を放出するよう再要望した。
これに対し、坂本氏は9月3日に、これまた再度の備蓄米放出拒否宣言。
「コメの取引価格は民間の取引環境の中で決まっていくものであり、政府として直接コメントするのは差し控える」
この場外バトル、勝手に裁定すると、坂本大臣の発言に分がある。というのも前回の記事が出た後、次のような情報提供があったからだ。
「北関東ではコメ不足が起きていなかったため、コメの購入に数量制限など設けていなかったのですが、新学期を前に北関東でもコメが消えた。JA幹部に詳しく聞いたら、同一集団が県内のコメを一斉に買い占めたようなのです」
店頭から消えたコメは、意外なところで見つかった。地元で売られていたのと同パッケージのものが、フリマサイトで市場価格の2倍の値で売られていたのだ。吉村知事の発言を取り上げたテレビ報道が「コメの飢餓感」を煽ってから、北関東でもコメの買い占め団、転売ヤーが登場したというのだ。
そのフリマサイトを確認すると、確かに栃木産や茨城産のコメが5キロ5000円以上の値をつけている。岩手産の新米15キロに2万円をふっかけているアカウントもあった。大阪とは細かい状況、地域の違いはあれど、吉村知事によるとんだ「マッチポンプ」とでも言うべき様相なのである。
新米といえど、脱穀から時間が経てば、どんどん味は落ちていく。フリマサイトで強気な値段をふっかけていたアカウントは、時間の経過ともに売値を下げている。ここで国の備蓄米を市場にドーンと放出すれば、大迷惑な買い占め集団、転売ヤーはさぞ大損することだろう。別の北関東の生産者は、こうも説明する。
「新米が高い、高いと言いますが、消費者はコメの等級を見ていない。2024年産の新米と2023年産では、等級が違うんです。というのも、昨年は猛暑のせいで全国のコメは軒並み、等級が落ちてしまった。毎年コメ作りの苦労、手間は同じなのに、猛暑だった昨年はコメの等級とともに、収入も暴落したのです」
これでは日本の「亡国減反政策」に応じず、真面目にコメを作ってきた生産者ほどやりきれない。今年は昨年の猛暑を受けて品種を変えるなど、試行錯誤があったという。8月上旬から続く品薄感の中、等級の下がったコメを買い叩いた卸に、積極的にコメを売る義理もなかろう。
日頃から生鮮食料品の値段の安さをうたっている東京都内や大阪府内のスーパーマーケットは、生産者泣かせの卸から仕入れているから、天候不順や南海トラフ緊急情報などイレギュラーなことが起きれば、コメや野菜の納入が真っ先に止まる。
安さには代償が伴う。もし消費者がコメにコスパと確実性、どちらも求めるなら米穀専門店を利用するか、「ふるさと納税」の返礼品にコメを検討するのも一手だろう。
《「コメがない!大騒動」で生産者が憤る「コメ不足は大阪・吉村知事とテレビと買い占め転売ヤーのせい」》

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と。
この『米騒動』は、里山の維持持続存続にも関わっています。マスクやトイレットペーパーとはレベルが違います。

「ラジオのタマカワ」公式X(@radio_tamakawa)© (C) スポーツニッポン新聞社

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が5日、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜前11・30)に出演。自身のお米事情を明かす場面があった。

 この日のメッセージテーマが「コメ不足の影響ありますか?」というもの。リスナーから政府の備蓄米の放出に質問が寄せられた。

 玉川氏は「6月の時点で国会で足りなくなってますよと、あちこちで。国会で質問が出たんですけど、別に“放出しない”っていう方針だった」と説明した。

 その上で「最近になって、米不足って言われ出して、『(羽鳥慎一)モーニングショー』でも、農水省に聞いてみたんですけど、“放出するって決まってからも3週間ぐらいかかるんで、3週間かかると新米が出ちゃうので、意味ない”みたいなこと言ったんですよね。“なんで?3週間じゃないじゃん。6月じゃない、その話。そのころにちゃんと対応してれば準備できてたでしょ!”って。そういう話ですね」ともらした。

 アシスタントの原千晶アナウンサーは「なんでしないんですかね?」と質問。玉川氏は「これをやっちゃうといろいろな時に出さなきゃいけなくなるっていうよりも、今の制度、システムを変えなきゃいけないわけですよ。これがイヤなんだ、きっと」と推察した。

 原アナは「みんなが困ってるのに」とボヤくと、玉川氏は「関係ない。農産物って野菜なんかでも凄く変動しますよね、天候とかで。“米だって同じじゃん!”みたいなことを考えているんじゃないかなと僕は思う」と見解。「だって、主食って別なんですよ、やっぱり。メインだから。主だから。こういうのって安定していなきゃいけないので、ちょっと農水省にはもう一回考えていただきたい」と話した。

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【コメ問題】「国民は何食えばいいんだ」「今日も売ってない」農水大臣の「スーパーでは水曜に入荷」発言に総ツッコミ“店員の声”が政府見解の衝撃© SmartFLASH

ツッコミを食らっている、坂本農水相(写真・共同通信)

コメ不足が深刻だ。スーパーの売り場は空っぽだが、そこに表示されている価格を見ると5キロ袋でおよそ3000円。例年の5割ほど高くなっている。

「コメが売り切れている理由はいろいろありますが、8月8日の宮崎県日向灘沖の地震発生直後に発表された『南海トラフ地震臨時情報』、さらにノロノロの台風10号が1週間ほど日本列島を直撃したことで、備蓄用に買いだめる人々が続出したことがあげられます」(経済担当記者)

しかしコメ不足の予兆はかなり前からあった。昨年の猛暑でコメの作柄はよくなく、そのためずっと市中に出回る量は少なかった。

6月に農林水産省が開いた生産者や小売業者との意見交換会でも、「小売価格は1割以上高くなっている」「インバウンドで外食産業が活況。コメの引き合いが強い」などと指摘されていたという。

「それでも政府は深刻にはとらえていなかったようです。坂本哲志農林水産相も、6月12日の記者会見では『一部の店舗で特定銘柄の欠品はあるが、主食用米の需給がひっ迫している状況ではない』と静観していました。その危機感のなさが今回の事態を招いたのではないでしょうか」(政治担当記者)

8月26日には大阪府の吉村洋文知事が、政府に「備蓄米」の放出を要請したが、坂本氏は「米の需給や価格に影響を与える恐れがある」「備蓄米放出は著しい不作、2年連続の不作など生産量が大幅に減少したとき」と否定的な見解を示していた。

そして9月3日の閣議後の会見では、信じられない発言が飛び出した。

坂本大臣は、「新米の価格は、品薄状態なので平年よりも多少の割高感はある」としつつも、「各産地の情報によると、2024年産米の生育は全国的に順調に進んでいる。コメが品薄となっている状況は順次回復していく」と楽観的な予想を示した。しかし、記者が「いつごろからスーパーに並ぶのか」と質問すると「昨日、スーパーに行ってみて、店員さんの話では、『水曜日には入る予定』ということを言っておられました。早晩この米不足状態は解消すると思っています」と返答。なんと、店員情報を政府見解として発表したのだ。

こうした政府の「無策」に国民の怒りは沸点に達している。Xにはこんな投稿が見られる。

《米無いんだよ! 国民は何食えばいいんだ?》

《関西、今日も米売ってない》

《こんな悠長なことを言ってるから、何も問題が解決しない。仕事をしないのと一緒だ》

《日本人の主食のお米が高騰してるのは農水大臣の政策失敗》

政府が食糧危機を招いてどうする。

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深層と真相は何なのか、さらに情報を集め見守らなくてはいけないようです。

背よりも 、、、ほんとだよな 、 ♪高い、、、

でも信じないだろうな、背よりも高いそんな♪草原があるなんて

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まして、そんな草原を♪駆けぬけて 叱るだろうな、親は、

そんなダニのおるとこに行っちゃいけません

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背よりも高い、、、そんな♪草原を駆け抜けるた子供時代を懐かしく歌った、

高石ともやさんが、亡くなりました。

草原は、里山のシンボルです。背よりも高い草原、そんな風景は、

彼の育った北海道だけでなく、全国にありました。しかし、今や幻。

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♪丘の上の校舎、、、学校は、村の中でも一番いい場所に建てられていたのです。

そんな校舎も統合合併で、廃校。そこは今、それこそ、背よりも高い草原に覆われています

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ともやさん、ありがとう、悔しいので、その草を刈り払い倒しました

残念で、やりきれなくて、

♪思い出を色で塗れば、、、、♪ 思い出を絵に書けば 、、、、

歌いながら

背よりも高くなって、イノシシ砦になったススキを刈り倒していると、

あなたが、走りに走り、歌いに歌って、走りながら歌い、歌いながら走ってらっしゃたその気持ちと意味が、少し分かった気がしました。

、、、、、

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私も、もすこしで、八十路に手が届きます。

思い出の校舎、これからも、あなたの歌を♪『歌いながら』、草を刈り、刈った址には私たちの樹を植え続けます。

ともやさん、さみしいです。でも楽しかったです。心からご冥福をお祈りいたします。  

大社:早稲田実業=

高校野球 大社が早稲田実に延長11回サヨナラ 93年ぶり8強

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溜飲が下がる、とはこのことか!と思いました。

軍医総監にして文豪森鴎外や、豊かな知識と想像力を駆使して独創性あふれる作品を発表した絵本作家安野光雅さんを輩出した島根だと思えばありうることとはいえ、

これは『上世屋中学校が宮津中学校に勝つ』と同じ衝撃、世界的歴史的快挙だと思いました。

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ので、

◇ 東京を島根が破った、 歴史は繰り返される、 夏の甲子園は、桶狭間になった!

これを、AI先生に英訳を依頼しましたところ、、、

[面白い表現ですね!確かに、島根が東京を破るというのは、まるで歴史的な「桶狭間の戦い」を彷彿とさせますね。桶狭間の戦いでは、織田信長が少数の軍勢で今川義元の大軍を破ったことで有名です。夏の甲子園でも、予想外の結果が生まれることがあり、それがまた大会の魅力の一つです]としたうえで、

『Certainly! Here’s a poetic translation of your request:

やHistory repeats its tale, The summer Koshien became Okehazama, A battlefield where legends prevail.

Does this capture the essence you were looking for?
“Shimane defeated Tokyo. History repeats itself. The Summer Koshien has become another Battle of Okehazama.”』

と訳してくださいました。

鹿児島に敗れたとはいえ、『大国主命、健在』を強く印象づけられました。

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上世屋より島根へ、熱いエールを送ります

感動をありがとう!!!

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もう一つ、『京都国際』、島根の無念をぜひ晴らしてください、ね。

 

 

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