台風の ざわめく夏を 納めたり、、、
雨風ともにほどほどだったね、と振り返られるのも、予報が厳しかったから。
しかし、そのほうがいいです、台風に節度があるとは思えません、災害列島日本、備えが甘ければ悲惨なこともあり得ます。
さて、丹後路も秋モード。
遠方、海外からのお客様は、
気が早いですが、紅葉の成相寺は外せません。
さらにシーサイドドライブで北に走れば、九月にはヒガンバナ。
11月になれば、日置あたりは、コスモス街道。
着いた先は伊根の浦。
新鮮な魚が待っています。
一方、地元、近辺の方で、近場観光をお探しの方にお奨めは、ここ、日置から上世屋までの世屋川流域。
日置から左に、この街道に入ればおよそ『観光地』らしい案内は一切消えます。
あるのは地域絵図看板一枚とお地蔵さん数カ所。
それを寂しさというか静寂というか、それはお好み次第。
しかし、地学・ジオ的に言えばこの世屋川流域は『山陰海岸ジオパーク』の東の端に位置するのだ、と知れば、見方は変わるのではないでしょうか。
高原から、魚化石はでるは、粘土の上の黒い土は鹿児島沖喜界カルデラ噴火の際の火山灰層だは、とその実力は、知る人ぞ知るところで、日本海形成の歴史を語る谷なのです。
合わせて、近代化を拒絶したかのような世屋の里は、バルヶ岳の頂。水源の山ではあっても砂と粘土でできた、大小の地滑りを起こした跡を水田に変えた戦いの里。その戦いは、今も続きます。
この世屋川流域の、里山・奥山には、野にサンショウモ、ハッチョウトンボ、キタノメダカ、オキナグサ、ヤマザトタンポポ、ヒメザゼンソウ、里にフクジュソウ、空にクマタカ、森にナツエビネ、ツキノワグマなど京都府レッドデータ掲載の稀少な生き物が多数。
そういう意味で世屋川流域は、大地の公園『ジオパーク』に環境「エコ」を加え『エコ&ジオパーク』。
今を生きていく元気、それがツーリズムの原点なら、生き物と人との共生を保ち、未来を拓く山陰海岸世屋川流域エコ&ジオパークは近場観光の隠れた目玉。
ぜひ、訪れてみてください、生き物と人との共生のために、森で里で一緒に汗をかいていただければ、最高のデトックス、リトリート。
お土産のご用はこちらでどうぞ。
『山陰海岸世屋川流域エコジオパーク』のご案内は、世屋川流域エコミュージアムサービスで承ります。
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