宮津エコツアー · 未分類

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傘に花を挿したような、、、

IMG_7017はながさ

タラです、全身に棘を持ち、うっかりさわろうものなら三年うずく、いやいやそんなどころではない「せんねんうずきやで」と昔から里山では厄介者扱いされてまあさっぱりの樹です。

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ところで、やっかいついでに昔の人はさらに考えた、この樹は人や作物に災いをくわえるもののシンボルと。そこで、一計を案じた、この樹と花の格好をまねして踊れば、闇に潜む疫病神や悪霊たちが集まってくるだろう、そうして彼らの取り付いた傘を集めて焼いてしまえば、一網打尽、人間の安全が保証される、どうだろう!それは名案じゃ、そうしよう、、、、
災厄神の退散、それが、笠に花を挿して踊る花笠踊りの起源である、という説があるそうです。

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ただし、その傘に挿す花が「タラ」だというのは、根拠はありません。花笠といえば華やかなかぶり物を想像しますけれど、でも、ファッショナブルにしたのは最近のこと、観光のためなんでしょう、元の発想を考えれば、ありえないことはないという私の想像です。

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稲刈りに先駆けて、暦の上の秋を告げて咲くタラの花、じっと見ていると、厄介者ではなくて実は、豊かな実りに一役かっているのだ、そういっているような気がしてくるのが不思議です。

世屋路に「秋」

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秋の七草のなかでも先駆けて咲くのが河原ナデシコ。

同じ七草でも、ハコベスズナスズシロ、、春の七草が畑のものなら、秋の七草は野のものです。夜が長くなっていくこれから、神世屋の里では、その秋の七草が楽しめますよ。特におすすめは、キキョウ。

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暦の秋は、暑い真夏。その紫色は、涼気を吹き出してくれるようです。

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その色を楽しむなら、京丹後市小町公園花壇がボリュームがあっていいです。

さて、せや高原休憩所も、みのがせませんよ。

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鋭意キキョウ増殖中!

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「金さんキキョウ」、さらに充実して見てもらえるように育っているはず。

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「七草の一つと言へり桔梗なり秋もそこまで蜻蛉飛び交ふ」※hanaのブログ

 

ものいう背中①。
ラーメン店のユニフォームTシャツ

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店内にも。

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ほほう、ラーメンを「この子たち」とな!

さて、ものいう背中②

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豆を植えるんだそうです。豆には黒豆と白豆があります。白豆はみそにする、けれどまあいまはこうたほうが安上がりでだで、それでも「たねつき゛」に植えておこうおもっとるです、ということ。たねつぎとは種継ぎ、品種の保全ということでしょうか。これから、ここでも、我が子のように手塩にかけての豆育てが始まります。
さて、藁筒で先が黒いお腰のもの、これは虫除け。藁の中には、ヨモギや蕗の干したのが入っています。「ひがこ」と呼んでいます。これを使わないと、ぶよという小さい虫にさされて、ひどくはれるんです。今は蚊取り線香を下げますし藁も手に入りにくくなっています。ので、それを使うてるみさんは、やっぱり「こっとうひん」なのでしょう。

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使い終わったら、土に埋めて火を完全に消します。風で火が起き火災の原因になるからです。その藁は豆の敷き藁になって、さらに土に帰ります。

ちなみにこの「ひがこ」ネットでも検索できません。この情報時代に、ネットで引けない言葉、これは貴重品中の貴重品です。

良薬口に苦し!といわれる中で、その名もニガナ(苦菜)

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さぞかし、すぐれた薬効が、と期待されますが、イー薬草ロッドコムにはとりあげられていません。
「ビタミンA・C、カリウム、カルシウムに成分を多く含み、若芽や根は腹痛、下痢、胃腸炎に効能があるともいわれている」というブログもありますが、確かではありません。

ところで、私たち人間には黄色の花、紫外線も見えるチョウにはこの花、赤い花にみえているのだそうです。

A 赤紫の花、これは、言わずと知れたノアザミ

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B 白っぽいけれどこれもノアザミ

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同じアザミの花なのに、、
Aは、咲き立て、まだ虫が蜜を吸いに来ていない状態。
Bは、やってきた虫に蜜をあげたあとの状態。
不思議な花です アザミは。集合花、 、筒が雄しべが筒になっていて、雌しべが棒になっていて、雄しべの筒が雌しべの棒を納めているのです。雄しべと雌しべがワンセット、  筒と棒が1セットで一つの花、
雄しべの筒には当然、花粉。それを雌しべの棒で押し出す、というより、筒がパンツを押し下げるように下がる、そしたら、花粉が送り出される仕組みです、きっかけは虫が蜜を吸いに来たときの刺激、自家受粉してしまわないの?大丈夫、数日後、自分の花粉が無くなってから、他の花の花粉で受粉できるようになっているのです。

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バス君、止まってみていかないか!

いわゆる「フジ」が咲き始めました、

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ところで、このフジ、「藤」と表記しますが、山の名にも「富士」。
では、同音のこの両者、相互に関係があるかないかといえば、「ある」。どちらが先にあったのかといえば、「藤」が先!と論じる方がいらっしゃいました。
こういうことです、、、!

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イサナギ、イサナミさまが
お世継ぎの誕生をある山の頂でお祈りされたところ、それが通じてイサナミさまが孕まれたことから、その山を「ハラミ山」と呼ばれるようになったが、その山がいまの富士山だった。               ゛、
で、「はらみやま」が富士山に変わるに当たって、「藤」が介在しているというのです。
つまり、、、、、
時の天皇が新たに山の名を名付けよう思し召され、時にタゴ(田子の浦)より献上された藤の花をご覧になり次の御ウタをお詠みになられた。
「ハラミヤマ ヒトフルサケヨ フジツルノ ナオモユカリノ コノヤマヨコレ 」
意味は、建国以来大規模な叛乱があり、国がバラバラになりそうだったが、それを防いでここまできた、これからもしっかりとつながりたくさんの花を咲かせる藤蔓のようにみんなバラバラにならずに幸せの国になるように力を合わせよう!そこで、この山の名を「藤」の山とする。

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、、、、、、、、、
なるほどぉ!藤の蔓の長さは氏族の長い繁栄、花の数と美しさは氏族の団決のシンボルとしてとらえられたわけですか、、、
この説、
「まとかなる やまと ヲシテ文献に学ぶ歴史の真実~よみがえる縄文~」
matocayamato.blog62.fc2.com/blog-entry-123.html が唱えていらっしゃいます。

さて、世屋高原休憩所のフジ棚の花数、今年はおおいようです。

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連休には見ごろになるでしょう。

4月6日の続きです。杉山林道から見下ろす天橋立と宮津湾。この日は曇りではっきりしませんがでも景観伐採していただいてから展望が抜群になりました。

杉山マップ  杉山マップ

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大Ⅰ展望所 茶屋ガ成る手前最初の展望地です。

 

DSCN7200茶屋ガ成るから・・・

 

DSCN7202宮津湾展望所から・・・

 

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はばたく森の手前から・・・

 

DSCN7219上宮津谷展望所から・・・

 

DSCN7227林道終点から・・・

 

DSCN7256林道終点から約50分ぐらい歩いて栗田湾望めるところまで歩くと再び天の橋立の見える場所に

 

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DSCN7262ナメラ下まで来ました。こちらのタムシバもすごいです。麓から見ると山肌に白く点々と見えます。

 

DSCN7266麓の今福地区から杉山のはばたく森を振り返る。

 

 

 

 

いま、世屋街道はツバキ街道。

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春はツバキです!と思うのはすでに補色効果を最大限にいかした椿の生存戦略に乗せられているんですね。

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落花もいいです。

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火ブクロのツバキ

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バスを見送るツバキ

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年の暮れから咲きますが、本番は今。やはり「椿」

椿は、味噌・醤油・酒・酢文化にはなくてはならない木。椿の木灰はアルカリ性が強く、雑菌をおさえ糀菌のみを繁殖させるのに最適。このことは花咲かじいさんの噺のヒントにもなったといいます。

常緑広葉樹の椿の生育の目安は、最寒月平均気温が5℃ なんだそうです。
温暖化で、せり上がって来ているのかもしれませんが、上世屋の里部付近が境のようです。

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ちなみに、同じ常緑広葉樹でも熱帯に比べると、気温はかくだんに低いわけですから、葉が小さく、厚くなる傾向があるんだそうです。

 

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1月28日 毎日放送ちちんぷいぷい

「昔の人は偉かった」の放送がありました。第14章 百人一首の旅編です。ロケは1月19日に、スキー場を出発し、茶屋ガ成るから元普甲道を下り、今福の蛇綱を見て市内三上邸から最後滝上山へというコース。案内人はエコツアーガイドの永久徹氏

DSCN675619日朝、頑張ってスキー場まで取材に行って来ました。(写真を撮ってきただけですが・・・)昔の旅人になる河田直也アナウンサー(右)とくっすんこと楠雄二郎さん(以下は放映から画像はいただきました)

 

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杉山林道茶屋ガ成るでガイドの永久さんがお二人とご挨拶

 

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元普甲道の昔の道を歩く二人・・・この日は寒波が押し寄せて宮津以外は雪のところが多くとても寒い日で昔の道も凍り付いていたそうです。

 

DSCN6796  古道には元普甲道の他に嫁入り道がありその嫁入り道の説明。

 

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元普甲道を降りて上宮津で久古さん登場です。今年は雪が少ないのをやり取り・・・でした。

 

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上宮津今福で蛇綱の厄除けに河田アナウンサーがぶりと噛んでもらいました。

 

DSCN6790後は市内を歩き、三上邸に寄り最後滝上山へ。

 

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今回の旅のお題 小式部内侍が詠んだ 「おほえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて」・・・を滝上山から天橋立を眺めながら解説していただきました。

今回は宮津の元普甲道を歩いて頂いて有難うございました。古代~中世の主要街道であった元普甲道、昭和の中頃まで辛皮~上宮津の往来に使われていてところどころに石畳が残り大変歩きにくい道ですが、早春にはヒュウガミズキ、ダンコウバイ、マルバマンサクなどが咲き楽しい古道です。

 

 

 

 

 

 

 

 

穏やかな年の暮れ

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けれど向かうべき新年に厚い壁、「ドイツでは今年、ヨーロッパで最も多い80万人の難民や移民が流入すると予測され、、、、」紛争問題です。
その対策には1兆3,000億円余りがかかるとか。NHK2015年10月16日(金)
(ヨーロッパ難民 ドイツの現状は)。異常気象を頻発させて進行する温暖化、世界の気温上昇を2度未満に抑えなければならない、(コップ21パリ協定)

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あるいは、身近なとことでは里山を脅かす獣害。325万頭のニホンジカ、88万頭のイノシシ(推定11年現在)駆除、とはいうものの彼らは2023年度には半数にするという目標の対象になっていることを受け入れているのでしょうか。

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戦争も異常気象も里山のピンチも、いずれも、原因は人間が作っていることなのですから、解決する糸口もあるはずなのです、
1兆3,000億円を難民対策につかうより、砲弾をチョコレートに変えるためにつかえと叫ぶことも 温暖化をくいとめるためのたとえば3R運動※を推進することも、そして放棄地の草を刈ることも、、その糸口なのでしょう。

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来る年、そのためにものを言い、行動する「挑戦挑戦、挑戦」そんな年にしたいものです。

よいお年をお迎えください。
宮津世屋エコツーリズムガイドの会

※3R運動

「リデュース」 : ごみを出来るだけ出さない生活

ひとつめのRは「リデュース」。まずは、出来るだけごみを出さない生活を心がけることです。生活クラブでは、お届けする品物の容器や包材にまでオリジナルの基準を設けて、ごみとならないよう心がけています。

「リユース」 : 同じものを大切にくり返し使う生活

ふたつめRは「リユース」。同じものをくり返し大切に使う生活です。生活クラブでは、くり返してつかえる「リターナブルびん」が多く使用されています。また、ペットボトルは一切使用していません。

「リサイクル」 : リデュースやリユースができないものもリサイクルで有効活用

3つめのRが「リサイクル」。これは「リデュース」や「リユース」がゴミを出来るだけ出さないための活動だとしたら、「リサイクル」は、出てしまうゴミは出来るだけリサイクルなどで有効活用しようという考え方です。

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