宮津エコツアー · 天橋立ガイド部会

天橋立ガイド部会

天橋立ガイド部会の活動ブログ

ガイド部会 月ごとの定例研修。植物も磯の表情もその都度変わってきている。

浜の宝探し

DSCN6833宝探し

海藻の生育状況 ウミトラノオ、ハバノリ(褐藻類)など

DSCN6815ハバノリ採取

 

ハバノリは高級食材 丹後半島の京丹後市久僧辺りの集落では「ハバメシ」「味噌汁」など、ワカメと同じような用途。

更に、お年寄りにお聞きすると、宮津市波見では食べるが、すぐ近くの岩ヶ鼻では食べないようだ。

DSCN6816ハバノリ

 

イタヤガイ(昔はしゃもじに使われた  左)、タカラガイ(真ん中の2個)、アズマニシキ(右の大小2個)

DSCN6820イタヤガイ、タカラガイ、アズマニシキ

文珠貝(カガミガイ 左)、橋立貝(ウチムラサキ 右) 名前のとおり天橋立に生息

DSCN6824モンジュガイ(左の白)トハシダテガイ

同内側

DSCN6825左の内側

 

 

 

 

内海のような天橋立の浜辺にも、冬の荒波は容赦なく生きたままの魚介類を打上げる。

ベラとオニアサリ

DSCN6810ベラとオニアサリウニの仲間のヒラタブンブク  鳥に内蔵を食われてもまだ生きている

DSCN6798生きヒラタブンブク

コシダカウニ(球形)、アズマニシキ(扇形)等

DSCN6799コシダカウニとアズマニシキ等

 

オオヘビガイ(筒状)、アズマニシキ(扇形)、ムラサキウニ(左上)の破片

DSCN6800オオヘビガイ、アズマニシキ、ムラサキウニ破片

 

エボシガイ 蔓脚類 貝ではなく広義のフジツボ類(既報のヒバリガイは誤り)

プラスチック製の漂着物に付着。通常、流木などに付着し、海面を漂っている。

DSCN6804ヒバリガイ

エボシガイが付着していた漂流物

エボシガイを見る2人・フジツボの仲間

 

鳥(カモメ?)が餌として貝を食べた形跡

DSCN6827鳥が貝を食べた跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天橋立は地域にとっても、国にとっても大きな財産。

天橋立を世界遺産に登録する取組みが、「天橋立を世界遺産にする会」や行政等によって進められているのは、この大切な財産を守り育て、活用しながら後世に伝えて行くため。

 

この度の二紙の記事内容を比較すると、当ブログの掲載心掛けについても、まず、事実の掲載を心掛けたいものだと思わせるよい参考になる記事である。

京都新聞 平成26年2月10日 掲載

 

img117 朝日新聞 平成26年2月5日 掲載

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「白砂青松 景観ピンチ 天橋立」

本日付の朝日新聞のデジタル版の見出しである。

記事には、白砂青松の松並木が「ブナなどの広葉樹によって浸食されている。」 と冒頭に書かれている。

しかし、天橋立の松並木にブナが自生しているなどということは、見たことも聞いたこともありません。多分、ブナ科の広葉樹のことを間違えられたのであろうが、大手のマスコミの記事であることが、誤報であろうとなかろうとどれだけ大きな影響を与えるかということを考えると、反論しないわけにはいかないと思い掲載しました。

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1年後の変化。汚損生物のシロボヤの姿が全く見られなくなった。

水質や水温との関係があるのだろうか。

 

塩池桟橋の橋脚に付いているシロボヤ  (撮影 平25.01.07 10:20)

045 橋脚のシロボヤ

1年後 姿が全く見られない (撮影 平26.01.29   13:37)

DSCN6641◎塩池桟橋生物

 

 

都府沖合水温情報 (2013年11月)  京都府ホームページ

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エコツーリズム推進法が施行されてから、ほぼ5年。

観光・旅行形態に変化の兆しがみられるものの、エコツーはきびしい道のり。

 

観光面で今年、新たに 「宮津天橋立の文化的景観」 が、国の 『重要文化的景観』 (国宝扱い) に指定される。

各ガイド部会で研修を重ねる中、天橋立では、昨年3種の絶滅寸前種・絶滅危惧種の植物にも出会いました。

 

ヤマトウミヒルモ (シノニム(別名)ニッポンウミヒルモ)  京都府絶滅寸前種

DSCN5321 ヤマトウミヒルモ(環境省レッドリスト)DSCN5450ヤマトウミヒルモ

マツバラン  京都府絶滅寸前種

P1020073

 

ハマナデシコ  京都府絶滅危惧種

DSCN5495

 

新年第一回目は府中地区。

わが国で現存する最古唯一の都市図と言われている国宝雪舟筆「天橋立図」に描かれているように神仏の聖地にふさわしい所。

今回はそのうちの元伊勢籠神社、真名井神社、千体地蔵、麓神社を改めて研修。

なお、新年から真名井神社の本殿裏側の磐座(古代祭祀場)・真名井原への参拝は、従来のように直前でのお参りでなく柵越しとなりました。玉垣によって神域とされ、神殿を含めて撮影も禁止されました。

 

難波野の千体地蔵

 

DSCN6624DSCN6625DSCN6628P1020074麓神社

皇位継承問題から、第21代雄略天皇(456~479)によって追放され、「余社郡」の当地難波野に避難した億計(おけ)・弘計(おけ 同じ読み)皇子、後の第23代顕宗天皇・第24代仁賢天皇が、播磨の国に移動されれ際、大きな赤飯のおにぎりを持たせたと伝えられている。現在でも難波野では毎年12月に飯遣福(いいやりふく)という行事が行われている。飯遣福または居在福ともいわれ、赤飯を供えてそれを氏子が分けあっている。

DSCN6636

アサリ漁が全国的に減少している今日、天橋立に打上げられた貝殻は。

 

幅広い貝だまり

DSCN6590別の貝だまり  アサリ、ナミマガシワ、オオヘビガイ、カキ、カサネカンザシ、ナガニシ、バフンウニ等

DSCN6576貝だまりカキ、カサネカンザシ、アサリなど

DSCN6583アサリ、ムラサキイガイ等

DSCN6592主としてアサリ

DSCN6596棘皮動物のバフンウニ(上の二個)、ヒラタブンブク(ウニの仲間 下の三個)

DSCN6574バフンウニ、ヒラタブンブク

宮津文珠を除く周辺は、一時交通機関が乱れる程の雪。

 

天候には左右されないそれぞれの願いを込めてのお参りのお客様。

DSCN6485DSCN6497福棒を求めて 押すな押すなのにぎわい

DSCN6486大黒天さんも御開帳

DSCN6489ご利益のお守りはお好み次第

DSCN6490学業成就はなんといっても智恵第一の文殊菩薩様のお守りから

DSCN6492福を引き寄せること請負 大きな熊手

DSCN6507

 

 

アベノミックス効果で経済は上向き。更に、向上・持続を願ってお参りを!

 

宵ゑびす  1月9日 18:00 ~ 21:30

本ゑびす  1月10日 7:00 ~

 

駐車場  智恩寺駐車場 無料開放

DSCN6347

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