宮津エコツアー · 5月 2012

5月 2012

2012/05/21
土手や石垣の草刈りに困る草、ヤブマオなどのイラクサ科植物、これがアカタテハの食草。幼虫はイラクサの葉を左右から綴じ「巣」を作る、また成虫でも越冬すると言うからおもしろいじゃありませんか。
撮影は、管状花の集まったアザミなどにとまリ、蜜を吸っているときがチャンス。一つの頭状花序を吸い終わるのに、時間がかかる。飛び方は、速い。そのため、いったん飛び去られると再び止まるところを見つけるのが難しい。私の経験です。

それにしても、アザミの蜜ってどんなにおいしいのでしょう、私もストローをさして味わってみたくなりました。さて、そのアザミ。東北では、優秀な山菜と言うことですが、このあたりではそういう習慣はないようです。もう一つ、刺草と別名で言うように、扱い要注意の草。ところが、それがためにスコットランドではアザミを国花としたというのは、有名な話ですね。

2012/05/21
去年も会った同じもの!なんだけれど、去年も会った同じところで!なんだけれど、同じものに、同じところで、今年も出会える幸せと不思議。
日置の浜では、ハマヒルガオ、ハマナス。

(↑ ハマヒルガオ 5/20)

世屋の里では、ハナショウブ、ホウノキ、ヤマボウシ。

(↑ ヤマボウシ)

(↑ ホウノキ)

ごトウーチャクウー!ヤマボウシご一行サマアー
イラッシャイマセー!
三つ指ついて迎えたくなる。
命の旅を続ける客人との再会の幸せと不思議への感動、そんな心に促されて、人は、花を供えたり、花を活けたりするのでしょうか!
(なーんちゃって!けれど、本気度90%)

(丹後若狭虫の会の西村様より)
ご無沙汰失礼しています。
今年はどこへ行っても蝶が少なく、翻弄されています。
 
先日(5月16.17.19日)、上世屋のウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)に会いに行ってきました。
上世屋のウスバシロチョウだけは、期待を裏切らず予定日に晴れ舞台へご登場されホッとしました。
皆さんが力を合わせて里山を守っているおかげだと思います。
 
ウスバシロチョウに関しては、すでにYさんが投稿されていますので記事は省略し、5月19日に写したもの(棚田をバックにノアザミで吸蜜している写真)を添付します。
よろしかったらご紹介ください。
 
連日大活躍でお忙しい毎日と思います。
ぼくの方は、空振りが多く、重い身体でヨタヨタしながら動き回っています。
6月初めは信州へ遠征します。

2012/05/21
武士は食わねどと言ってもひもじいのはひもじい訳で、雨が降っても写真家は、なんてのもその類、本音は明るい光ガほしいのです。そういう意味では、晴れた五月の日差しなどは、最高です。ほんとに神様がそこにいらしてほほえんでいられるように感じられます。今だけ、ここだけ、あなただけ!世屋の五月のおすすめ写真三スポット。
①日置を出て、下世屋にかかったすぐ左の花菖蒲群


②上世屋千代子桜のそばの、三色ツツジ

③世屋高原休憩所グランド石垣上るところからの里景観

ご案内します、連絡ください。

「木子ふぁーむペンション」さんの春の世屋弁当

◆お品書きより

・まめおこわ

・蕗と山椒のおこわ

・きゅうりの糠漬け

・赤かぶの酢漬け 

・高野豆腐のそば実あんあかけ

・蕗と筍とにんじんの炊合せ

・山ぜりとみつ葉のごま和え

・わらびのおしたし

・山と海の幸の天ぷら(しいたけ うどの新芽 かます 抹茶塩でいただく)

・自家製スモークたまご

・宮津いわしの梅干煮

・野かんぞうの木の芽和え

・梅酒かん(世屋の梅)※藤の花を添えました。

(スタッフより)5月上世屋にスケッチツアーに来られた団体様にお出ししたお弁当。旬の地元食材と地域らしい手作りにこだわる「木子ふぁーむペンション」さんのオリジナルです。絵画クラブの皆様で全国あちこちを絵を描きに旅行しておられる方々。その皆様から「とっても美味しかった!」と太鼓判を押していただいたお弁当です。

 

◆今回のお弁当

木子ふぁーむペンション(京都府宮津市木子29 TEL&FAX 0772-27-0305)http://www9.ocn.ne.jp/~kigo-29/
野菜を多く取り入れたやさしい味付けと自然の地元の食材が卓をにぎわせるパンとデザート。自然を大事に味わえる、ここならではの食事が人気です。

先日は大変お世話になりました。

私は年中いろいろなところへスケッチに出かけていますが世屋の雰囲気はとても気に入りました。風景のすばらしさとなにより地元のみなさんがそれを大切にしておられることが最高です。また、いつかお邪魔したいと思っています。私のホームページに写真を一枚使わせていただきました。また、当日のスケッチものせています。下記のアドレスでご覧になれます。有難うございました。皆様によろしく。

http://www.geocities.jp/yoyogigar/

2012/05/21
どう見ても絶景!何度きても飽きない絶景!季節ごとに訪れたい絶景!として、「宮津の宝物」と来たら、何を思い浮かべられますか、天橋立OK これは別格。金引の滝OK 一本桜と若狭湾OK 世屋の棚田群OK ほかに!?


ちょっとちょっと、コレ、ワスレテイマセンカ?  龍渓を。谷底の激流を覆ういくつもの種類の緑は、アワブキやリョウブ。絶壁にはびっしりとタニミズやギボシ張り付いています。
ここでも、k_saitoさんのお力を拝借して、『京都丹波・丹後の伝説』掲載の世屋の龍渓橋ノ記事を紹介します。

昔、丹後半島の山間地、上世屋(宮津市)と下世屋の間の、世屋川をまたぐ橋の近くに〝竜のつぼ〝という穴があり、そこには大きな竜が住んでいて、いつも穴の中で金の玉をくわえてトグロをまいていた。めったに姿を見せない。雨が降って濃い霧があたりにたちこめると、姿をあらわすが、その姿は頭のいい人でないと見えなかった。
近くの村に頭のいい、冒険心に富んだ若者がいた。「ぜひ、自分も竜をみてみよう」と、その橋の近くに行き、何日もそこで竜の出てくるのを待っていた。ところがいっこうに雨も降らず、霧も出ないカンカン照りの毎日。「ああ、いやんなってきた。いくら待っても竜はあらわれる気配がないわ」-とあきらめて帰ろうとしたとき、急に黒い雲が空をおおって 雨が降り出し、あたり一面に濃い霧が立ち込めてきた。
すると、ふしぎなことに、竜のつぼの中がはっきりと見えはじめ、竜が頭をもたげて、だんだん外に出てきた。口には玉をくわえ、ギョロリとした恐ろしい目で若者をにらみつけた。若者はもう血の気がサッと引き、顔はまっ青。逃げようにも腰が抜けてどうにもしょうがない。竜は少しずつ若者の方に近づいてくるので、若者は必死になって橋のたもとに身を隠した。
ガタガタふるえながら竜の動きをみていると、竜は、ものすごい大きな音をたてながら橋のあたりから空高く昇っていき、見えなくなった。命の縮まる思いをした若者は、この橋を「りゅうきえるはし」と名付けたが、人から人へいい伝えられるに従って、発音がなまり「りゅうけいばし」となったのだそうだ。
以上が伝説。次は、訪れたk_saitoさんの感想。
この伝説にでてくる橋の名は、現在、宮津市上世屋と下世屋間にあって世屋川にかかる龍渓橋にその名を留めている。
この龍渓橋は昭和二年に府道の開通に伴い建設されたもので、伝説の橋とは違い、昔ながらの「りゅうけいばし」は、少し下った旧道の橋だったのかも知れない。この旧道の途中には〝犬くずレ〝という断崖に刻みこんだような危険な道があり、雨が降ったり霧がかかったりしたときなど、足を踏みはずして十数メートル下の世屋川に転落、死ぬ人が多かったという。
この伝説もそうだが、人の力ではどうしようもない大自然の恐ろしさを、恐ろしい生き物、竜にたとえた伝説は多い。昔の人の素朴な自然への畏怖がそうさせたのだろう。龍渓橋の話でも、恐ろしい竜は、そそりたつ断崖下を流れ、いくたびか道行く人を飲みこんできた世屋川をたとえたのでは-と考えても不思議ではない。実際、龍渓橋に立ち、真下の世屋川を眺めるとき、その高さに足がすくみ、いまにも吸い込まれそうになる。昔の人が感じた恐ろしさが竜の消えたいまもヒシヒシと伝わってくるようだ。
、、、と。リゾート開発に向けたバイパスができたため、この道も旧道になりました。合流点にたってらっしゃるお地蔵様、かっての龍渓通行の安全を見守ったお地蔵様です。

また、道の山側の絶壁には、人力で削ったあとが残っています。昭和29年、バス路線ヲ上世屋まで延伸させるための工事です。上世屋の奥には、木子、駒倉、さらに小杉、、味土野がある、その住民の足を確保しなければならない、時の村長、吉岡初衛氏渾身の仕事でした。

バス路線だけは守れ、はつおっさんの遺言の一つでした。

ここを見ずして、世屋の里をわかったとは言わせないほどの要所です。ぜひ、
宮津の「絶景」に加えてください。
この谷を遡航を試みた人たちがいます。世の中、いろんな人ガいらっしゃるものです!

2012/05/21
空高くひらひらとは飛びません、地上から離れずにもたもたと重そうに飛ぶしろいチョウ。それがウスバシロチョウです。

草むらに座れば、あっちにももっちににもゆーらゆーら。大根やカキドウシの蜜をすってまわっています。いるのは、ウスバシロチョウだけです。


彼らが発生するのは年一回、今、5月から6月だけ。密度濃く発生するのも、ここ、上世屋だけ、そんな場所へ、あなただけご案内します。いかがですか、連絡ください。。

2012/05/20
藤の花前線が世屋高原に上ってきました。、
休憩所の藤棚の藤につく花の数がさらに増えて、甘い香りを放っています。

そんな藤棚の下で談笑されるお客さんがありました。


(ええとこでひょうが、ちょこちょこきてくんなれよ)

世屋の山野は藤盛り。

杉などに巻き付いて咲くのは、見苦しいものです。それに対して、ネムノキに巻き上がるのは見栄えがします。

田んぼの橋立
2012/05/20


新緑を映したり、夕焼けを映したり。ため池や水を張った田んぼの水鏡は初夏の風物詩です。

五十河田んぼの夕景。これって、橋立にみえません?!

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