飯尾醸造さんの健康酢米の主力を担う松尾田んぼでの代掻き。
「一本サクラが見事に咲いた、水も順調に出ている、、、さてやるかぁ、、今年もさいて見せよう米の花、、」
たんぼをやる気にさせるのがお百姓の腕!
人間の健康のもとはいい景色、いい空気、美しい水!米も同じでしょう(^.^)丹後半島の海と空の間の里の米作り。
ガイドさん、、、たんぼでされているあの仕事、なんのためにされているんですか?
世屋バスで案内したお客さんからの想定質問。
おおよそ
「しろかき、、代を掻く、田植え直前の“植代かき”という作業です
苗の生育がむらなく進まないといけないので、土の表面をならしてらっしゃるんです。それと、
撒いてある元肥を均一に混ぜ込むとか雑草の種もを埋め込むとかも泥の底の古い水をまぜたり悪いガスを抜くなど、生育環境を整える大切な意味があります。
ただしたんぼの砂交じり、粘土質など田んぼごとに土質は微妙に異なりますので、。一見無造作に進む作業のようですが、固め柔らかめ深め浅めなど慎重に神経を集中させなければできない作業なのです。、、」
※それを牛がやっていた頃の様子がこれです、、里山再生といってもここまではとかなどと説明したらどうかと思いますが、長いですね!話しているうちに下世屋についてしまいます(^.^)
さて「たんぼはぬるぬるして卵みたい」と田植え体験の子どもさんの感想を朝日新聞5/21。
♪七つになれば田も植える ドッコイ
田植えもなろうて 苗葉のちるもやおもしろや ヨイヤー よいやー ♪
ここの田植え体験は今度の土日予定。その感覚をどんな言葉で表現されるのでしょうか。
※「くぼたのたんぼ」から借用しました
草刈りも終えて田植え直前の作業が入念に進められる世屋の棚田。宮の下では畦のチェック。
ノウダでは代の仕上げ、、、
丹後の田植え歌では各地で「鶴の子育て」が歌われたということです。
♪エエ 鶴の子育つのはヨオホホノオ
どこの森じゃ ドッコイショドッコイショ
八幡山トヨナア ドッコイショドッコイショ
八幡山のヨオホホノオ
おん森のドッコイショドッコイショ
若松の枝によなあアリャコリャセエドッコイセェ♪
ちなみに、この八幡山の松で子育てするという鶴、これはコウノトリのことです。豊岡だけでなくこのあたりにも当たり前に生育していて、地元では「ツル」とよんでらっしゃったそうです。その「ツル」が与謝野町明石では、この歌の通りに巣をかけ始めているということです。
コウノトリが蘇る田に、田植え歌「鶴の子育て」が響く、、、いや、めでたいめでたい(^.^)
5/31にはもう一つ!
世屋の里から目が離せない(^.^)
快晴の空と山の新緑と 早苗田の、、、紅!
これは昨年も宮の下たんぼのKちゃんのたんぼに現れて、みどりむしさんが調べて「淡水赤潮」だろうと説明してくださいました。
5/23 の投稿に対するコメントです。再掲します。
「私も世屋姫神社の上の道から見て、赤潮だろうと思い、21日にはそんな風に説明しました。しかし、昨日22日に我が家の田んぼも遠くから見ると同じように赤く見えたのですが、近寄って見たら水は赤くなかったです。光のかげんで下の土が反射して赤く見えたものでした。水は無色透明でした。近寄ってみて、水が赤く濁っているようなら赤潮だと思います。資料によると、ミドリムシの一種のEuglena sanguinea淡水赤潮を引き起こしている生物は、ミドリムシの一種のEuglena sanguineaです。この生物(ユーグレナ)は、赤い色をしたヘマトクローム顆粒を体内に散在させており、細胞を赤くさせています。しかし、弱光下では顆粒は細胞の中軸部に移動し、露出した葉緑体によって細胞は緑色になります。水田では、肥料(N、P)を散布した後で高温になり天気が良いと、たまに起こるようです。」
つまり、人間原因で、一時的に水田の富栄養化が起きたというわけです。また、お米が紅色になるわけでもなく、みどりむしですから、たんぼの土になって稲の栄養になります。さて、紅色たんぼ!なんてそうそう見られるものじゃない、ツーリズムの目からはこれは「商品」!天気をにらめば意図的計画的に発生させることもできるわけです。
来年も発生させてもらってむ「ツアー」に込めましょうよ(^.^)
世屋バスと世屋の里
、ほんとに相性がいい、どこに立っていても絵になります。
そして、なんだか寅さんが降りてきそうな気配も感じるのですよ、
「おばちゃん、この村、なんでぇ村だい?、、、せや、、、そうかい、、美しい村だねえ、しばらく置いてもらいてぇんだが、どこか泊まるところはないかい!え、ないから家に泊まればいい、、、なに、だんながいねえから、そいつはまずいよ、、、しんだんだって、、、なにかまやあしないって、、おばちゃんいくつなんだい、、ええ86!ひとりで草刈ってこめつくっているのかい、、、近くの街に息子夫婦がいていつもきてやってくれる いい息子だねえ、、、」とか何とか。
快晴で青葉の森からツツドリ。それはそれで風情抜群なのですが、きつい紫外線が降り注いでいたのでしょう
撮影のポイントでバスを待っていただけなのに、顔がヒリヒリ。
それと、アユ続報。
昨日のポイントでで釣っていらっしゃったお客さんのクーラーの中!
よほど腕のいい方のようです(^.^)
♪君の名は……と たずねし人あり
その人の 名も知らず
今日砂山に ただひとり来て
浜昼顔(はまひるがお)に きいてみる
、、、、と口に出ます、、世代は隠せません!
「二反田」寿司屋さんの前。本命は世屋バス狙いだったのです、ピントを探ってもたもたしたもので逃げられてしまいました。
さて、この歌、昭和28年の発表ということです。東京大空襲をたまたまいっしょに逃げ惑った二人のドラマ。 戦争の傷の生々しく残る時代でした。空の蒼海の碧砂の白、そして花の薄紅色、、、そこに夫以外の男を思う人妻、、、これは絵になります、千葉県房総半島九十九里の群生地は有名です。
それにしても、生育地とする砂山!水が少なく、日差しが強く風も強く風で移動する砂に葉も芽も埋もれてしまう、植物にとって最悪の環境じゃないですか、、、ここもコンクリートとアスファルトの間。けれどもそこに適応できれば独占的に繁栄できる、、、、、地下茎を深く伸ばして葉を葉をツヤツヤさせて日光を反射させそして分厚くして、、なかなかやるもんです(^.^)