ハクレイは由良のお人、フクジュソウは世屋の人
由良も宮津じゃぁ!世屋も宮津じゃぁ!気心が会う二人なのか、
陽気にまかせていっぱい重ねるうちに、、、、
みんな集まってきて、、春の宴会になりました。
ところで、「さけ」と「さく」は親戚関係の言葉なんですよ、話に花を「さか」せる魔法の水が酒!
春のファンファーレを吹くかのようにラッパ水仙!
里山は林の縁の小低木から春。
ます゛はクロモジ、
木が柔らかく、「クロモジに雪折れなし」。香りが高く小枝を細かく刻めばそのままハーブティになりますから、花を漬けておいて枝と一緒に茶にすればいいかもしれません。
マメザクラも。
色といい形といいまごうことなきサクラです。サクラといえば巨木をよしとします。しかし、競争相手が無く食べ物がえられるぬくぬくとした環境以外でも生きていかなければなりません。マメザクラは、そういう環境でも生きよ!というミッションを与えられた種類といっていいかも。寒風吹きすさぶ亜高山帯にも分布出来るよう、耐寒性能-20℃を持つといいます。
冬を越したエンドウが手をしてもらいます。
完成。
これからこの手にまきついてぐんぐんと伸びていきます。
エンドウは、柔らかな莢を食べるサヤエンドウと若い豆を食べる実えんどう(グリーンピース)
莢も豆も食べられるスナックエンドウなどありますが、これはどれなんでしょうか!
さて、エンドウは、エンドウ豆とも。エンドウを漢字表記すると「豌豆」。「豌」は、豆の鞘が美人の眉のように細く曲がっている状態を表しているのだということ。妖婉の「婉」の植物版。豌豆、これでじゅうぶん豆だといっているのですけれど、さらに「豆」をつけて「エンドウマメ・豌豆豆」。腹痛が痛いににて微妙におもしろです。しいて分ければ、エンドウは蔓も実も含めた植物体をいい、エンドウ豆は「豆」の部分を特定していうと理解したらいいのでしょうか。
また、ツタンカーメン王のお墓の副葬品として発見されたのがこの豌豆。驚くべきことに、その豆、発芽したんですって、、、、。その豆の子孫って、手に入れられないでしょうか(^.^)
和紙を透る光り、、、
障子を開けると、、、
縁側に出ると、
、、、他にも
ラジオ!
ミシン
番傘
酒蒸し桶
活け花
人形飾り、
、、等々、和の粋をつたえて見所が多いここは造り酒屋にして豪商だった旧三上邸、係の方の案内も懇切柔和で入場料350円はお得。
さて、「宮津天橋立 観て・食べて・癒やしの空間」このキャッチコピー、なかなか。このなかで中心の言葉は、「癒やし」なんでしょう。そういう意味ではこの旧三上邸、癒やしの空間として秀逸。撮影自由というのもこたえられない魅力(^.^)
また、この食欲をそそるような暖簾、
これもある意味の癒やし!
覗いてみました、旬のお奨めはどれですか?
取り出して下さったのはサバの煮付け。「地のサバだで油濃くないでええで」、、、
観て癒やされる、食べて癒やされる、、確かにその通り。但し、癒やされるのはほかにもようけある、飲んでも癒やされる、風に吹かれても癒やされる、、森の中でも癒やされる、言葉て゛も癒やされる、話していやされる、、それこそ人の数だけほどあるわけです。そんな癒やしの空間を、ご時世ですからエリアを丹後宮津天橋立世屋の里に広げて、いわば「観て・食べて・飲んで・歩いてetc、、、癒やしの空間イン丹後宮津天橋立世屋の里 」としてどれだけあげることができるか、つなぐことが出来るか、エコツーリズムの課題はそのあたりにありそうです。
癒やしの空間、私のお奨め?
ヤマアカガエルの卵がふえていますよ、
エンゴサクの開花、ことしの一番花ですよ、、
今は、春を数えることか゛一番のお奨め、(^.^)
チャセンシダ!
山の岩の割れ目などに生える常緑のシダです。胞子て゛繁殖しますから、水気のあるところというのが条件。
さて、シダとかけて後期高齢者ととく、その心は、「いんせいしょくぶつ」陰性と隠棲、動きもだんだん緩やかになり、植物的になってくるじゃないですか(^.^)。少ない光りの量で生きていくために必要な酸素はより確保出来る、光りがまぶしくなると目を閉じてしまう、そんなシダ植物に親近感を感じる今日この頃!
ところで、このシダ、羊歯とも。今年は未年、ブレイクする植物かもと思いましたけれども、どうも、羊と歯と葉この連想には無理を感じます。シダは枝垂れる、の略、歯のように小さな葉を着けた茎の垂れる草、という意味の「歯朶」のほうに説得力を感じます。
明田の畦の草焼き!
病害虫防除を目的として農業者がわらやあぜ草を焼く、これは 「廃棄物の処理と清掃に関する法律」で禁じたところの野焼きにはあたらないのです。「管理者の責任で、周辺に迷惑にならないように充分注意しておこなってくださいね!」ということなのです、草刈りや年1回の畔焼きなど、丁寧に管理された畦では火が走り、地中の温度も上がらず、畦をしめるいい草の根も傷まないのだそうです。当たり前といえばあたりまえですが、なんでもかんでも禁止、ということにすればいいものではありません、除草剤が多用されたりすれば米への信頼もなくなります。
「この田の水はブナ林から流れてくる、夏て゛もかれることがない、食味ランキングは毎年特Aの評価!」とおっしゃっていました。
「炎、田の畦を走れ、
新しい年の米作りの始まりを告げよ
のろしのごと」、、 世屋野蕪村
さて、上世屋でも新しい年の米作りへ向けて意欲的な取り組み!
守り続けられているノウダ棚田群の拡張、再耕作化が行われています。※↑画面棚田の先端の焦げ茶色い部分。
昨日、伊根と上世屋をみたいが、という問い合わせをうけました、神奈川からですよ、舟屋に泊まって上世屋の棚田をみたい、と。(^.^)
ちなみに、みたいは、見たいではなく「観たい」の方でしょう。
ただし、観たい食べたい癒やされたい、、どこを何をどこで、、そのニーズをみたすのは地元のガイド、ぜひ利用してください。
雪とけて、公園いっぱいの子どもかな(^.^) 世屋野蕪村。
雪とけて公園いっぱいのお年寄り! 同上
D大と与謝野町が連携して、環境と暮らしの体感を通して認識を深めもらおうという趣向!
若者とはいえ長靴と軍手姿、およそ公園にはにつかわしくない一団を率いていらっしゃる意味がわかりました‥
具体的には?
蠣殻の除去!
たしかに、阿蘇海に「牡蠣の橋立」が。
つまりこういうことのようです。
世屋の雪とかけて橋立の牡蠣ととく、その心は、無くては困るが多すぎても困る!
牡蠣は海水濾過器!水を吸い込み、餌を漉しとりそして吐き出す!その海水の量は1時間で10~20L。しかも24時間操業。1個のカキが濾過する海水の量は1日で一般家庭の浴槽のほぼ1杯分に相当する。
また、牡蠣は着生したら、後は全く動かない!動物だから筋肉があるだろうと思いますが、内臓だけ、昔の足の退化した火星人状態なんだそうです。ぷるんぷるんとかぷよぷよとしか表現しようがない牡蠣の身は鍋にフライに混ぜご飯に生食にピロリ菌の出す毒素を除去する成分を持つええとこだらけの健康食品!
しかし、卵や生まれたカキの幼生は食べられることがあっても、 石や他の貝殻などに付着したらそれをはぎ取って食べるものはまず無い!成長したカキ殻の上にさらにカキの幼生が付着して成長するといったことが繰り返されるのです。そうしてできたカキ殻の岩礁を「牡蠣塚」とか「牡蠣礁」というそうです。
作業場所は、小さな川の排水溝付近。蠣殻殻が溜まり水の排出を妨げていて、温かくなると腐敗するのだそうです。
若い力を合わせて除去されていく牡蠣殻。この殻の成分は、炭酸カルシューム。大半は「産業廃棄物」として処理されるけれど、一部は橋立ワイナリーのブドウ栽培の土壌改良に活用、橋立ワインの生産に一役かいます。