アケビ桜。
これも新種?!
それにしても、この組み合わせ、めったにないですよ。
桜が世話をされ人に守られる木であることと、桜じたいけっこう強いアレロパシー成分(クマリン)をもっているため、なのでしょう。
さて、日置にはや5月の顔。
シャガが一輪。ことしの季節のコンダクターははやめはやめに出番を指示されるようです。
世屋のコブシ開花!
去年のブログアップは17日た゛ったので、10日も早いようです、
さて、世屋のこのコブシ、よく見てもらう必要があるものかもしれません。というのが、コブシには2種類あるとされます。いわゆる「コブシ」と「キタコブシ」。分布域が前者が北海道~九州・朝鮮半島南部。後者が北海道と本州中部以北の日本海側。これで見ると「コブシ」のはず。キタコブシではあり得ないのです。しかし、ひっかかるのは、キタコブシは「幹は直立し,高さ20m,太さ40cm以上になる」という説明です。その通りの木なのです。また、世屋高原には、氷河期残存種という植物で、生育域が本州中部以北とされる植物が幾つも生育しています。例えば世屋高原に生育するオトギは、アサツキの仲間でシロウマアサツキ、別名シベリアラッキョウ。
生育地生育形態も「山地や平野周縁部,沢沿いに生える落葉高木。他の樹種と混じって生育し純林は見かけられない。」ということ。
直立した高木という木の形、北方性の種が他にもあること、生育地生育形態などからは、キタコブシでないとはいえない様に思うのです。
キタコブシならアイヌのことばで、「オマウクシニ」「オプケニ」「良い匂いを出す木」と呼ばれていとのこと。世屋の一本コブシの匂いを嗅げば、はるか縄文の香りがするかもしれません。
一方、京丹後にも一本こふ゛し。
これも満開。
大宮町森本はバイパス沿いのこじんまりした村です。素敵なのは花壇がその上下の出入り口に設けてあること。
今日は村仕事でその草取り整備。
村を出入りする人も車も出入り口で一旦停止したりスピードを緩めます、
花壇の花々は、声をかけます
いってらっしゃい!がんばってきなさい、きをつけていってらっしゃい、
お疲れ様、お帰り、ごくろうさん、
いらっしゃい、なにかごようですか、げんきでね、
アイデアは実行することで意味がでてくるし、実行は持続によってさらに意味が深まる!
こんなことは、人への心遣いや愛、自治の力がたかいからこそできることです。
「清く楽しく美しく、、(小泉今日子)3/22朝日折々のことは゛」
丹後の人が品がええとか悪いとかいうのは、このことなのでしょう。
抜いた草はもちろん堆肥に。
村と花の元気のお裾分けをいただきながら、まいにちバイパスを走ります。
(↑ 整備後)
まもなく縦貫自動車道も森本バイパスに延伸、行き来の車もふえることでしょう
(↑ 上世屋 丘の上 ススキをかったあとに蘇ったフキ)
地域ぐるみのふだんの努力か゛丹後の魅力をみがきます!
とある料理屋さんの迎え花!
「きぶし」し゛ゃないですか!
、、、こんなもんでよければてんこ盛り持ってこさせていただきますのに、、、、、
典型的な陽樹、山が崩れたり木を伐採した後にいち早く出てきて緑を蘇らせてくれる先駆的な役目を果たしてくれる木です。
また、種を粉にしてかってはお歯黒にももちいられたというほどタンニン成分の強さは折り紙付き。
垂れ下がっている花房は一様に同じに見えますが、雄花と雌花の区別があるのはフキノトウと同じ。
色目では、雄花は淡黄色、雌花はやや緑色というのですが、決定的なのは雄しべの大きさ。雌花の雄しべは小さいのです。
『これ雌株ですね』といえればかっこいいですね。
ちなみに、このお店、「天橋立旬の味・雪舟庵」さん。人気メニューはお昼の寿司定食。
この内容で2300円はおどろき。
店主の西岡さん、
「寒く、厳しい丹後の冬もようやく終わりを告げました。カウンターから眺める阿蘇海は、春のやわらかな日差しを受けてキラキラと光っています。
食材では桜の季節に水揚げされる桜ダイ、桜フグが入ってきております。玉子とじや、おどりぐいで食していただける白魚(イサザ)も短い旬を迎えます。
やっと訪れた丹後の春は、とても短く、たちまち梅雨の季節がやってきます。
春の日差しがまぶしく、新緑が目にやさしい丹後の地、天橋立にぜひ遊びにいらして下さい。 旬の食材をそろえて、皆様のお越しを心よりお待ちしております」
(HPから)
11時半と1時の2部制で要予約。℡0772-27-1530
ところで、ここでお昼の後、さてどうしようかとお考えの方にはとっておきの提案。
(↑ 紙漉きの里・畑のワサビ)
春の日差しがまぶしく、新緑が目にやさしい丹後の地、あまのはした゛ての奥の院・世屋の里へ足を延ばしてみませんか。
(↑ 藤織りの里・上世屋の青空)
体に季節の筍、心にも季節の筍、大人の丹後コースをこ゛案内します!
もちろん、キブシもむかえてくれますよ。