宮津エコツアー · 9月 2016

9月 2016

世屋・矢野農園の黒い土。

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それについて、小滝先生から、
「木子のクロボク土を洗浄しました。火山ガラスがたくさん出てきます。顕微鏡写真を添付しました。7300年前に屋久島北方の海底にある鬼界カルデラの噴火で飛散した鬼界-アカホヤ火山灰の火山ガラスです。この噴火で出た火砕流が薩摩半島にまで到達して、縄文人が全滅しています」と、顕微鏡写真と一緒にメールをいただきました。

kuroboku

黒いさらさらした土は、火山灰の地層!とは知っていましたよ。
けれど、どこの火山の、いつの噴火によるものなのか、ということ、それが調べることができる等と言うことは、端から思いもしませんでした。

Kikai_Caldera_Relief_Map,_SRTM,_Japanese[1]

恐怖と絶望の悪魔の灰が、命の土に変わるまでに、どれだけの汗と涙を吸ったことでしょう、、しばし呆然としました。
一緒に参加いただいてた皆さんにも転送、
「当時の火山灰が日本各地で観察できることは知識では知っていましたが、あのようにして目の当たりにすると大地の歴史について一層興味が湧きました。」と返事。まったく同感です。
解説看板を立てようと思います。
《世屋高原くろぼく層》
世屋では芋類、野菜作りに向いているとされた火山灰の層。土を洗浄分析したところ、火山ガラスを多く含み、それは7300年前、屋久島北方の海底にある鬼界カルデラの噴火で飛散した鬼界-アカホヤ火山灰であることが判明した。その火砕流は九州に展開した先史縄文文化を埋めたとされる。

『ビョッビョッビョッ チョウーホイ チョーホイ チョーホイ … 』
その鳴き声を宮崎学さんは、こう表現してらっしゃいますけれど、その鳴き主、わかりますか?

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9月22日予定の、「鳥の目線で世屋高原」(-モデルフォレスト運動・世屋の森 第七回プログラム-)に講師をお願いしている八木あきら先生(日本鳥類保護連盟会員)(京都)とコースの下見に、岳山観察道を歩いていたときのことです。
『ビョッビョッビョッ チョウーホイ チョーホイ チョーホイ … 』
また鳴きます、きれいな声です、
この鳥、なんですか?
八木先生は聞き慣れない名前をおっしゃいました。
「そうしちょう」
里山落葉広葉樹林の鳥の図鑑に載っていましたっけ?
「のってないでしょうねぇ、こんなところまでやってきましたか!」と。
ひょっとして雀よりちょっと大きいくらいで、赤みのあるきれいな鳥じゃないですか?
そうそう、と先生の話を聞いてみると、とんでもない鳥でした。

sousityou[1]
結論から言うと、ソウシチョウ(相思鳥、学名Leiothrix lutea)外来生物法で特定外来生物に指定されており「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種の1種。つまり、生態系を壊す力は、かみつきがめ、あれちうり、ブラックバス並みというもの。生息する環境がウグイスやおおるりと同じであり、在来種の生育に影響が出る可能性があるとされているのだそうです。ということは、春を告げるウグイスのさえずりを聞くことができなくなるかもしれない、と言うこと。
どうしてこんなことになってしまっているのか、そんな話を22日はしていただきます。

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要項の詳細を煮詰めているところです。とりあえず、22日は空けておいてください。また、秋は鳥の渡りのシーズン、森には鳥の姿の見えにくいときですが、里山と森について、あたかも鳥がいるかのように楽しくお話してくださいます。来年5月の繁殖のシーズンにも探鳥会を計画してます。二回連続シリーズの前段としてぜひご参加ください。

同じ田圃で、繰り返し繰り返し作ることが可能な米。

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上世屋を拓いたのは704年ということですから、1312回目の秋!と言うことになるのでしょうか。
田植えの前に浸種10日、籾の芽だし30日、田植えから刈り取りまではだいたい 135~140日といいます。だから合計 175~180日かけて、太陽エネルギーを糖分に変える作業を稲はしてくれます。
稲刈りは、今月8日ぐらいにいうことです。

上世屋の米作りは、天日干し。稲木干しの期間が加わります。

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かける日数は200日近く。ということになります。

しかし、せやの里は自然の最前線。

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(↑ 縦貫林道からの展望。二つの黄色部分がせやの棚田、右が松尾田圃、左が上世屋田圃)

米作りのゴール前に試練。

一つは台風、12号が日本海コースをたどることを予報しています。

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もう一つはイノシシ。また一頭檻に入りました。

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88ともされる手間、あらぶる自然からつきつけられる難問難関を一つ一つ乗り越えてようやく手にするお米、格別にうまいはずです。

 

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