2012/12/15
「なにもなにも ちひさきものはみなうつくし。 」と清少納言さん。何でも、 小さいものはみなかわいい(151段)という意味です。
(↑ 5/26 サワオグルマにベニシジミ 食草はスイバやギシギシ)
その言い方を借りれば、蝶の中でその対象になるのはシジミチョウの仲間。
「テフは、シジミテフ、
ベニシジミの里の花に止まるたる いとうつくし。
アイノミドリ碧シジミなど林の梢を飛びたるは、さらなり」、と言うことになるのでしょうか。
(↑二枚 アイノミドリシジミ 食草は主としてミズナラ )
ミドリシジミは、通称「ゼフィルス」とも呼ばれます。ゼフィロスとは妖精、ギリシャの西風の神を意味する妖精だそうです。あちらにも、清少納言さんがいらっしゃるのですね。
(↑ 6月29日 アカシジミ am8:38 世屋高原)
鳴き砂館のMaさん、ちひさきもののうつくしさに魅せられた方です。この「ゼフィルスたち」も、Maさんによって引き合わせていただきました。