上世屋のお隣で、年間3,000人余のガイドをしておられる伊根・舟屋の里を訪ね、漁村のたたずまいを案内してもらい、ガイドの様子を学びました。案内人は、永濱さんと前田さんです。
今回は、亀島地区を巡りました。伊根湾沿いの狭い道路に家が密集し、いかにも漁村の風景です。山側から海辺へ向かって、母屋、倉(土蔵)、舟屋が並ぶのが標準的な世帯との話で、どの家にも倉があることにまずびっくり。しかも鬼瓦がすごいです。恵比寿様が釣り竿を持っています。しっかり針もついていますよ。
そして、妻飾りも特徴的です。普通は、水のマークとか家紋ですが、ここは違います。立体的な絵や言葉が書いてあります。これも案内人の腕の見せ所ですねえ。
「舟屋」というのも、元は「舟納屋」だったようです。舟を入れる納屋に納得。中には漁業権の鑑札が展示してあります。
舟の廃材を使って補修した舟屋も見所です。そして舟屋は、舟の出し入れが楽なように、斜面に直角に建てられていることを知りました。目の錯覚なのか、それとも傾いてきたのかなあと思いましたが、これも納得。
集落の中には、あちこちに神社や祠、お堂、そしてお地蔵さんが祀られています。お地蔵さんはきれいにお化粧されています。これもこの地域の特徴とか。山の湧き水を集める井戸には、かならずきれいなお地蔵さんです。
雪の中を裏手の山も巡りました。目の前には伊根湾、その向こうに世屋の山並みが見えます。丹後はやはり一体のものだと、当然のことをまたまた納得 (^_^)v
このほかにも紹介したいことを一杯お聞きしました。やはり案内人の力は大きいなあと納得し、ポイントを押さえたうまい説明の仕方など、たくさんのことを教えていただきました。
皆さんもどうぞ、案内人さんとともに舟屋の里を歩いてみてください。その時の楽しみにこれ以上の「ネタ」は残しておきます。 <midorimushi>
<問合せ先> 伊根町観光協会(舟屋の里公園内)Tel:0772-32-0277