サンショウモ!
下世屋梅本きよっさんの下田田んぼで見つけたサンショウモの保全を、新たに上世屋マルや農林園に移して試みていましたが、この夏、完璧に成功!
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サンショウモ科 サンショウモ Salvinia natans (L.) All.
●形態
浮遊する水草で、冬枯れする一年草。茎は伸張し、葉を対生状に付ける。それとほぼ同位置に水中に伸びる茎状器官があり、一部は根状、一部は胞子嚢となる。葉の表面には微細な突起が多生し、水をはじく。胞子には大小二型あり、秋に熟し春に発芽する。
●分布
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、台湾、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカ。
◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域(絶滅)、山城地域(絶滅に近いが、現状不明)。
●生存に対する脅威
水田への除草剤の使用、水の富栄養化。
◇京都府カテゴリー 絶滅寸前種
選定理由
昭和40年代以降激減し、府内の残存数はわずかである。現在は丹後地域に見られるだけになっている。
※環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
※近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
○必要な保全対策
上記の原因を排除する。人工栽培は比較的容易なので、自生地を復元することも可能である。
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湿地湿田の環境を整えただけなのです・
それだけで、本来、持っていた多様な生態系が劇的に回復してくること、あらためて認識しました、
ちなみに、ブラ丹後さんが2020年7月の「京都府最後の生育地、丹後下世屋での宮高F探の保全活動」を、ユーチューブで取材してくださっています。

棚田景観は圧倒的です。併せてご覧下さい。
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キタノメダカも、大繁殖。 黄色や青色のイトトンボの仲間も飛ぶようになりました。
さて、フクジュソウ、
ヒメザゼンソウ、
これに加えてサンショウモ、、
上世屋に三つの絶滅寸前種が並びます、これらは、場所の環境も花の時期も異なります、そこが面白くかつ難しいところです。どう保全するか、
身近な『仲間』のことを考えることは、自分たちのことを考えること、
一緒に考えませんか!


















