2013/02/04
山里のもてなし料理の主賓格として位置づけられていたのが、このソバ。
祭礼や来客時のごちそう、としてふるまうために、栽培ややソバ打ちの技術は各家庭で伝えられていました。
この日のソバは、種まきから口に入るまで、100%手作りソバ。
よし、ようできとる!
遠来の「雪かき応援隊」!腕をふるっての最大級のおもてなしです(^.^)。
ソバはタデ科、原産地は中国西南部山岳地帯、縄文時代には伝来していたと推定されています。
畑に繁茂する草木を焼けばそれが肥料になるため、救荒作物としてもすぐれ、幾多の苦難を救ってきたのでしょう。
播種は8月下旬、
開花は9月の下旬から10月、
11月初めには収穫できます。
ところで、「ブナ(橅)」の古名を「そばのき」、ブナの実を「そばぐり」といいます。
角があることを古語では、「そば」といいました。
ソバの古語は、「ソバ麦」角のあるムギ、ということだったようです。
また「なすびの花と親のいうことは一つの仇もない」、といいますが、ソバには当てはまりません。
花は咲いても実がならない、無駄花が多いのです。100%虫の力が必要。ソバは完璧な「他家受粉」主義者なのです。