マルバハギで吸蜜するヤマトシジミ。
彼女の食草はカタバミ。
ノギクで吸蜜するのは、ベニシジミ。
夏型なので、黒褐色部分が太く、黒い斑点も大粒です。スイバ、ギシギシなどのタデ科植物が食草です。
どちらも里でよく見られるのは、食草が日当たりのよい耕作地、人家周辺に生えるものだからです。
そして、これらのシジミチョウは食草との関係以外にもう一つ見所があります。
幼虫時代、ありさんをガードマンとして雇っているのです。報酬は蜜腺から分泌する蜜。
野の生き物がおたがいに持ちつ持たれつの関係を持って生きていること、こういう関係を相利共生と言うのだそうです。