宮津エコツアー · コミュニティーのあたたかさ、福寿草 開花 

コミュニティーのあたたかさ、福寿草 開花 

フクジュソウ

コミュニティーのあたたかさ、福寿草 開花 
                 2012,3/28
 残雪の内山を見上げる五十河の田上さんの家のかどの福寿草、今年も咲きました。五十河の里では、どの家でも福寿草が咲いているのがおもしろいことです。フジバカマも多いです。
「きれいわなあ」 「かわいいだろ」「わけとくれえ」 「ええでぇあげるわなあ」「代わりにこれあげるでうえとくれ」「おおきにおおきに」 そんな会話が交わされながら、広がったのではないでしょうか。コミュニティーがあたたかく生きていることのバロメーターのような花のように思いました。 
 さて、福寿草は不思議な動きをします、日光が当たると花を開き、日が陰ると閉じるのです。当たり前のような動作なんですが、実はそれも福寿草の生存戦略。福寿草は、つやつやし、光を反射させるスプーンのような形をした花びらを持っています。その花びらにあたった光は花の中心に集まり、花の中を温めているのです。
スプーン状をしたフクジュソウの花びら

 春とは言えかぜは冷たいです。鮮やかな花の色によってきた虫たちはあったかい部屋の中で活発に動き回ることができます。特にぬくもっているのはめしべです。受粉の確率は格段に向上するじゃないですか。福寿草は虫たちを歓迎しながら、しっかりと目的を果たしているのです。
 寒い時期、虫の動きが悪い、冷たい風の中を飛んで来た虫の体はかじかんでいるのでしょう。受粉がうまく進まないのも理屈です。ではどうしたらいいかと考えた末に編み出した方法。この技術を盗んだのが、例によって人間。パラボラ集熱発電方式がそれ。でも生き物の知恵には大いに学ぶべきです。

上世屋でも南向きでいち早く雪が消える吉岡喜代志さんの家の前の土手に、鶯のように春を告げ咲き始めました。
『ひかり受け 嬉々と咲きたる 福寿草 母なる大地に 褒められたのか(伊勢谷伍郎)』

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