薄明光線のおもしろさは、早朝と夕方の時間限定、1日の始まり、1日の終わり、、ワクワクしたりしみじみみたり、見る側の気持ちを反映すること。
太陽の光の漏れる雲の斑が様々で、太陽は沈む、雲は流れていくもの、そのため光りの棒の出方が↓に↑に左/に右/に、濃度も濃かったり薄かったり、色も夕陽色に染まり始めたりと刻々と変化することもおもしろいです。
宮沢賢治さんが「光のパイプオルガン」とたとえられましたが、形状だけでなく、音色も確かにオルガン!ピアノではないですね。また、朝夕どちらかと言えば、夕方の薄明光線だろうと想像します。
(↑ 11/6 阿蘇海)
ちなみに、大気中に水滴や氷粒子、粉塵等が適度に浮遊していることが条件です。
また、撮影場所・阿蘇海は渡来人の拓いた地域。彼らは、この薄明光線を見ながら私たちはあちらの方から来た!とふるさとを思ったのかもしれません。そういう意味では、天と地の架け橋・天橋立の正体は、阿蘇の薄明光線だったのかも(^.^)