「ふる里や あおがうれしい 冬がゆく」 世屋野蕪村
「故郷や どちらを見ても 山笑ふ」 天然の春を見たままに子規さん。
森羅万象すべてに春のスイッチが入った様子を歌いました。
「めでたさも 中くらいなり おらが春」 一茶さんは、社会派現実直視。
「草の戸も 住み替わる代ぞ 雛の家」 芭蕉さんは旅立ちの春。
(和生活・はおりさん)
「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」 と与謝野晶子さんが詠うのは女性の命の絶対美。
それを現代感覚で意訳したのが俵万智さん。
(↑ 小町公園)
「二十歳とはロングヘアーをなびかせて畏れを知らぬ春のヴィーナス」
テルミさんの春は、藤の灰汁炊き準備。そして、藤糸績み。
畑仕事が始まるまでの仕事です。その畑では、ふきぼんぼん!
「これくらいが一番おいしいのですで。」