地の神、水の神の機嫌を損ねたらどえらいことになる、そんな神様を荒神さんと呼んで大事にお奉りしてきました。
溝谷川が等楽寺付近にでるあたり。河岸段丘状になった土手の画面右上に小さなほこら。
白龍の棲む聖山金剛童子山に源を発する溝谷川は暴れ川。水は半島の基盤のかこう岩まで谷を掘り下げています。丹後半島の地質は、手のひらの上に載せた豆腐のようなもの、そこに大雨でも降ろうものならたちまち山崩れ。
大きなツバキの木陰のこのほこらにも、荒ぶる土地の神様がまつられているのでしょう。
さて、その1 世屋姫様もかってはこういう性格のこういう小さなほこらにまつられていたのでしょう。ちなみに、「姫」というのは、神がかりになって神様のご託宣を伝える巫女様だったという説があります。今新たな卑弥呼ブーム。おもしろいもので「委」に人偏は倭、「委」に鬼で魏、それほど恐ろしい強国・魏と卑弥呼が結んだのは彼らがすでに鉄文化を持っていて、かなわない、その鉄をあわよくば手に入れたいという計算があったからだというのが最近の説。鉄を真っ赤に融かすその所行はまさに「赤鬼」そのもの。そこでさて、その2。せやの「せ」は鉄を意味する古語ではないかという斉藤さんの推測をここで当てはめると、卑弥呼の時代前後に大陸から渡来した巫女様だったのでは、、、、。私の推測、、いつも見当外れなんです、、、世屋姫様!あなたはいったいどなたなんですか?。