折からの青嵐、天気は明日から崩れる、花見のチャンスは今夜のみ、と言うことで夜桜見物。
開花が想定外の早さのためか、ライトアップはありません。中天の月と一緒に花見を楽しみました。
さて、花に嵐のたとえあり、、、サヨナラだけが、、、
いつまでも実がなっていたら、困ります。種は落ちないと意味が無いのです。花びらもいつまでもついていては困ります。虫を寄せて受粉をする、それが済んだらじゃまになります。逆に言えば、落ちてもいいよ、という状況になるまでは、必死に固くついている必要があるということ。
花の場合もういいよとサインを出すのは、雌しべが花粉をしたとき。サクラの場合も、花びらの基にそういうメカニズムを持ったものがあって、受粉の刺激で細胞の結びつきが緩むのだそうです。但し、気温も影響するとのこと。寒いと活動が緩やか、温かいと活発になるので散るのも早くなる。今年は、温かいので、早く散ってしまうかも。11日、伊根の海蔵寺のお花見に参加する予定ですが、それまであるかしら!
また、多くのサクラの品種がありますが、ヒガンサクラとオオシマザクラ、ヤマザクラ、この三つが三原種。この交雑交配によって生まれたといいます。花の色の濃い薄いはその変化の一つ。色はアントシアニンの量によりますが、花色の薄いソメイヨシノはアントシアニン少ない品種になります。濃い色の花との差は、およそ20倍ということです。