花筏、散った花びらがつながりあって石を置いた碁盤のよう!
これをもって、切り出された木々か゛つながって流れ下っていく筏と見立てた、それでもって「花筏」。この説明は納得です。
(↑ 日置 妙円寺 山門前の用水 4/4)
一方、植物の「ハナイカダ」。これはどうか!まず葉の上の花や実を流れ下る筏を操る筏師に見立てたもの、という説明。どうも、合点がいかないと感じてました。もう一つ、イボに見立てたイボ花、こっちの説明の方がよほど説得力があるじゃないかと。そしたところ、ハナイカダというのはな、という話。
筏は川を下って海の果てにあるという魂の國にいく乗り物、それに魂を納めた入れ物、それは骨壺なんだそうですが、その壺を花で飾って、骨壺を載せて下るためのものですから、大きなものではありません、それを「はないかだ」と呼んでいたのだということです。花で飾ったちいさな骨壺を載せて下る筏に見立てて「はないかだ」、、、。奥の深いはなしです。
この春から、ハナイカダをみたときには手を合わせてから案内しようと思います。